日本暗号資産市場のステーブルコイン JPYC1

日本暗号資産市場の安定通貨 “JPYC” による貨幣地殻変動(ステーブルコイン)1

初の日本円ステープルコイン ”JPYC” の価値について

日本暗号資産市場株式会社は天才岡部さんに率いられた異能のスタッフが集まり運営されている。
彼らはステーブルコインが社会の大きな変革に必要なものであることを、当然のことと受け止めている。
それはおそらく正しいのだけど、画期的な新製品が市場に受け入れられるかどうかはマーケッティング戦略にも大きく依存するのと同様に、まずは、ステーブルコイン(“JPYCは日本円と連動する安定通貨)がなぜそんなに大切で、画期的で、世の中に地殻変動を起こし得るかについて、わかってもらえる人を増やしていく必要がある。
それについて、説明を試みる。

変動の魅力と安定の魅力
ビットコインが話題になるときは、価格が上昇した時が多い。持っていれば上昇分儲かったのに、今から買っても儲かるのかなと、人々の関心を引くからだ。
それに対して、価格が一定の暗号資産(ステーブルコイン)が話題になることは少ない。価格が一定であれば、投資妙味はないし、関心の対象となりにくいからだ。
ところが、安定している価値の交換手段があるということは、文明の成立そのものとかかわっているくらい大きなことなのです。
ひょっとすると、人類は安定というものに魅力を感じたからこそ、狩猟生活から多くの手間がかかっても安定を得られる農耕社会に移行して文明ができたのかもしれなません。

貨幣の主要機能は安定を基礎的な当然の前提としている(暗黙の了解と無意識)
以下に貨幣の主要機能についての説明をあげます。
もし貨幣に安定性がなかったらこれらが機能し得るかと想像しながら読むと、どの機能も成り立たないことを理解できます。
--貨幣の機能----------------------
価値の尺度
貨幣は、計量可能なモノ(財)の交換価値を客観的に表す尺度となる。これによって異なるモノの価値を、同一の貨幣において比較ないし計算できる。例えば、本20冊と牛1頭といった比較が可能になり、価格を計算できる。
支払
計量可能なモノを渡し、責務を決済する。初期社会では特に示談金、損害賠償、租税などの制度と関連して生じた。
価値の保存
計量可能なモノを貨幣に交換することで、モノの価値を保存することができる。例えば、モノとしての大根1本は腐敗すれば消滅するが、貨幣に換えておけば将来大根1本が入手可能となる。あるいは「大根1本の価値」を保存できる。ただし、自由な取引の元では通貨価値ないし物価変動により貨幣で入手できるモノの量は増減することがある。
交換の媒介
貨幣を介する社会では、計量可能なモノと貨幣を相互に交換することで、共通に認められた価値である貨幣を介することで取引をスムーズに行える。これに対し、貨幣を介さない等価交換においては、取引が成立する条件として、相手が自分の欲しいモノを持っていることと同時に、自分が相手の欲しいモノを持っていることが必要となる。

これら貨幣の4大機能のすべての説明に、”計量可能なモノ” という表現があります。
それ自体が、価値の尺度としての貨幣により計量可能なモノ となっていることもわかります。
尺度となるものは長さが安定していなければ機能を果たせません。
そう安定した価値をもつ 安定通貨(ステーブルコイン)は、貨幣価値による経済圏をつくるために必須のものなのです。
岡部さんや日本暗号資産市場のスタッフは上記のことを、当然の前提としてこの仕事をされているのだと思いますが、これは私みたいな一般人からするとよくよく考えてみないとわからないことでした。
それなら日本円で良くないの?
そう現時点で、日本で、日本円で買えないものはないのに、なぜ、ブロックチェーン技術でつくられた、安定通貨(ステーブルコイン)が必要なのでしょう?
これは、現時点では、暗号資産のリテラシーを上げるために実用の機会を増やすこと、
それと貨幣の機能の交換の媒介 として実際に使われる機会をふやすことで将来のチャンスをひろげることにあるのでしょう。
ただ岡部さんと暗号資産市場のメンバーはさらにその先の未来を具体的にイメージしているハズです。
これについては、今後私が直接岡部さんにお聞きして説明を追加していきます。

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