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エッセイ

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木幡が時々、自分の奥底で思うことを言葉に書き出して綴ります。
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#エッセイ

戦友とは"翼"を授けてくれる人たち

29歳になった。自分が20代最後の1年を迎える、というかあと1年で30歳になることを未だ信じられ…

静寂に身を浸すことで感じられた「小さな声」

ときどき自分の声が小さすぎて聞こえなくなるときがある。 綺麗だと感じていたものへの確かな…

2024.03.24

遠くへ旅をすることが好きだ、と気づいたのはここ最近のこと。多くのひとが言うような現地のこ…

2024.03.17

自宅の鍵を失くした。昨日の夜、部屋の前にやれやれと思って辿り着きポケットをいくら探しても…

取材の場が好きだと思い出した話

生きていると、ごくたまに今日出会ったことは大切に記憶のなかにしまっておきたいと思う素敵な…

どうしてモテに絡め取られてしまうのだろうか

けっこう前から、恋愛についての話を友人にするとnoteに書いてほしいと言われることが多い。最…

28歳

28歳になった。あと2年で30歳かと思うと随分遠くまで来たと実感する。昨年ほどアラサーという響きに焦りがあるわけでなく、結局のところ嘆いても他のどこにもいけないのだから地道に進むしかないと静かに噛み締めている。 関東での暮らしが3年目を迎え(インターン時代を含めると4年目)、ある程度一人で生きることが苦ではなくなったことが大きいように思う。恋愛に逃げたいと思うことが何度もあったし、自分のことを理解してくれる誰かに救ってもらいたいとずっと願ってきたが、幻想に過ぎないなとどこか

記憶の断片

空気が秋の気配を帯びてきた。少し前まで湿っぽかったのに、夕方外に出ると肌にまとわりつく感…

ないものねだり【8月18日(金)】

夕方、渋谷にある心療内科に行ってきた。この1ヶ月の経過を伝え、体調もだいぶ良くなってきた…

“1”を超えた先に見えるもの【8月17日(木)】

もうすぐ世界陸上が始まる。コロナ禍の影響で2021年に予定されていたオレゴン世界陸上が2022年…

読み続けるのは、胸に刻みたい言葉に出会うため

少し前の話。オードリーのオールナイトニッポンの過去回を部屋で流していたら、エッセイを休載…

深く、しっかり息をして

「適応障害ですね」。週末、心療内科に行き自分の状態を訥々と話すと一言、そう診断を受けた。…

それでも自信はもって生きたいのである

どうでもいい話であるが、脱毛に通い始めた。 数年前から横顔の角度になるともみあげに広がる…

他者を信じること、伝えること

10代の頃から他人を信じるのが苦手だった。なんでも任せるよりも自分でやった方が早いと思い込み、明け渡すことが苦手になった。 大学生のとき研究室の同級生は7人だった。制作物や企画を作る際に他のメンバーに任せるよりも自分で手を動かす方が楽。なにより、クオリティーの低いものが上がってきたときにフィードバックしなければならないのが面倒。自分の方が良いものを作れるという傲慢な考えを抱いていた。 たしかに、客観的に観て一部はそうだったのかもしれないが、渡さなければ他のメンバーも参加で