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中小企業診断協会との関わり方

こんにちは。中小企業診断士の高杉と申します。

9/3に中小企業診断士第1次試験の結果が発表されました。
1次を突破された受験生の皆様、おめでとうございます。

さて今回は、以前書いた「中小企業診断協会に入会すべきか」の続編ということで、企業内診断士が中小企業診断協会にどのように関わっていくべきかを書いてみたいと思います。

※完全に非会員向けのコンテンツなので、既に会員の先生方は読み飛ばしてください。
※私が埼玉県協会所属のため、埼玉県協会の内容に準じております。興味のある方は埼玉県協会HPも御覧ください。

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■要約
①協会活動としては、対外的な事業と会員向けの事業がある
②協会は一先ず診断士の人脈拡大の場と位置付けるべき
③時間がない場合、研究会に顔を出す程度でもよい
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■①協会活動としては、対外的な事業と会員向けの事業がある

まず協会活動を整理すると、対外的な事業と会員向けの事業に分けられます。

対外的な事業とは、国や県から業務を受託して協会会員を専門家として派遣する、「受託事業」などが当てはまります。協会に所属していると、受託事業従事者の募集連絡があり、手をあげることで参画できます(報酬ももらえます)。

会員向けの事業とは、「理論政策更新研修」、「実補補習・実務従事」、「プロコン塾・ステップアップ研修」、「研究会」、「部活動」が当てはまります。
「理論政策更新研修」、「実補補習・実務従事」は、診断士が登録および更新にあたって受けなければならないもので、協会も実施者の1つとなっています。詳しくは以前の記事をご確認ください。
「プロコン塾・ステップアップ研修」は、ざっくり言うと診断士のスキルアップのための研修です。ベテランの先生方が講師をされています。プロコン塾については以前の記事もご確認ください。
「研究会」は、特定のテーマに対して診断士がグループを作り研究を行っています。これもスキルアップの場と言えると思います。現状、埼玉県協会では19の研究会が活動しており、領域に特化(例:IT)したものや、業種に特化(例:建設業)したもの等、様々なものがあります。
「部活動」は、協会の活動をサポートするもので、協会活動を対外的に発信する広報部、イベントを企画する会員活動部等があり、協会会員がボランティアで運営しています。

■②協会は一先ず診断士の人脈拡大の場と位置付けるべき

①に書いたように協会には様々な活動がありますが、企業内診断士は、協会を診断士の人脈拡大の場として考えたほうがよいと思います。スキルアップもメリットではありますが、必ずしも協会でないとできない訳ではありません。一方で、"診断士の"人脈形成については、協会で活動するのが一番手っ取り早いと言えます。独立されてアクティブに活動されている方、定年後にゆっくりと活動されている方、企業内の方・・・協会には様々な方がおり、これらの方々と交流を通じて、自分のキャリアを見つめる機会にもなります。

■③時間がない場合、研究会に顔を出す程度でもよい

企業内診断士は本業があり、時間の確保が難しい方も多いと思います。限られた時間の使い方は重要ですが、「協会に所属して月1回程度研究会に顔を出す」程度の緩い関わり方でもよいのではと思っています。
研究会は、実施日や実施方法(ディスカッション中心なのか、座学中心なのか等)も様々であり、自分が参加しやすいものを選べます。
私は、協会活動はほぼ研究会のみで、ゆっくりと人脈を広げていくという戦略をとっています。

■おわりに

今回は、(企業内診断士の)中小企業診断協会との関わり方について書いてみました。実は最近研究会に行けておらず、本業等の生産性を上げ時間を作る必要もあると感じる今日この頃です。

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