見出し画像

聖なる一歩〜エジプト旅13日目 vol.14

エジプト13日目 vol.14
9/28 ルクソール最終日だ。

3:30起床
早起きの理由は気球に乗るからだ。
なんでこんなにちゃんと起きるんだ?w
足首をくるくると動かしてみる。
おぉ〜痛い。
右足をつく。
うぉ〜痛いよ。
歩く。
ぐぬぬ。

びっこひいて4階の部屋から一階へ。
そろーりそろーりと。
少し動けばマシになるといいが、急性期は安静が必要だよ。

どんくさいなぁ。
なんでこけるかなぁ〜。

ナイル川で待っているボードまで車で移動。ボートで東岸から西岸へ。モーニングティが用意されている。

今日はアジア人がたくさんいるようが、日本語は聞こえてこない。
日本人は私だけだw

韓国人のカップルの彼女がめちゃめちゃぶりっ子w
言葉はわからなくてもぶりっ子には気づくって面白いな。
まじうざいくらいにw

5:20
気球が宙に浮く。
気球って思ってるより熱くて思ってるよりうるさい。

上からみる神殿や葬祭殿は小さいもんだ…昨日あんなに大きく圧倒されたにも関わらずだ。
小さいなぁ。
なんて思う。

5:40
日の出。

モヤがかかる中から顔を出す太陽。
太陽と太陽に照らされだしたナイル川、そして気球。感動した。
ちょっと泣きそうになる。
隣には韓国人カップルが2組いちゃついている。
僕は1人太陽と照られるナイル川に感動している。
韓国人の彼女の1人は自撮りに精を出している。うん。可愛い顔をカメラに向けている。
僕はそれをガン見する。

ふと、逆サイドにいるヨーロピアンたちに気を配る。
自撮りをしてる人などいない。
この違い、なんか興味深いシーンだなw

6:20
気球が地面に無事着陸。

お金を求めて子どもたちがロバ?に乗ってくる。
着陸しそうな場所に向かって、車が追いかけてきていた。
砂漠のど真ん中にドスーン。
倒れぬように大男たちが気球のカゴにしがみついてくるww

キャプテンと気球を共にした仲間たちとハイチーズをして終了だ。

修了書やアンケートまで配布される。ちゃんとしてるなぁ。

あー気持ちよかった。
あーよかった!

お腹すいた〜。
ホテルに帰ってきて朝ごはん。

中国人ピンピンも朝ごはんを食べている。「気球はどうだった?」「今日は一緒に行動するか?」などいろいろ聞いてくる。「気球は良かったよ」「一緒に行動してもいいよ」と答える。

「じゃ早く飯を食え。暑くなる前に行きたいんだ」っていきなり語気を強めて言ってくる。

「うるせーよ!」と心の中でつぶやき、無視してゆっくりご飯を食べていると何度も「クイックリー」と言ってくる。体感的には20秒に1回以上か…。
なんだよ、主張が強いんだよ。

ご飯食べ終えて「少し休憩!トイレに行ってくる!」って言うと大きなため息をつきやがる。

英語でなんて言えばいいかわからんけど、if you want to go early,you only goと言うと、すんなり「ok」と1人で出て行った。

なんなんだww
でも、気の合わない奴といるよりかは1人がマシだw

僕はまずはカイロ行きのチケットを取るため駅へ。夜の電車はfullと言われ、バスチケットを取りに…。

あれ?脚の痛みが少しマシかもしれんぞ?23歳の医師アブダラがペインキラーって言ってお薬くれたんだった。
効いてるのかなありがとう。いいやつだよアブダラ(イギリス人)。アブダラはハルガダ行きのバスに乗ってる頃だろうか…。

駅から出るとタクシー地獄だ。
めんどくさいので日本語で「うるさいうるさい」と言っていると1人のエジプシャンが「うるさくないよ」と日本語で返してきた。
「お!ごめん」って感じ。
バスチケット売り場まで話しかけてくるので相手する。
結局彼の提案に乗せられタクシーに乗ることにした。25EGPで。

エジプトの有名な曲をかけてやる!とアスワンのタクシーで聞いたのと同じ曲がかかる。ちょっと嬉しくなる。

カルナック神殿へ到着。
タクシーの運転手から60分でいいか?と言われ、サイズがわからないけどだいたいそれくらいかも。と答える。

脚を引きずって歩いているとカルナック神殿でも転倒した。階段を降りていると滑って…尻餅転倒。
エジプト人はすぐに駆け寄ってくる。優しいのね。
「all right」と答えるもここに座って休みなさいと促してくる。
やや恥ずかしさもありその場から立ち去る。

タクシーの運転手と約束した60分はあまりにも短かった。時間を気にしてスタスタと動き回る…。
タクシーなんて待たせなければよかったと後悔が募る。
とりあえずは70分で見所はみて出てきた。でも、タクシーにはもうこれ以上乗らないでおこうと思って、申し訳ないけど30EGP渡すから、これにて終わりにしてほしいと言った。
タクシー運転手は怒って「50EGPよこせ!お前のために60分無駄にしたんだぞ。他の観光客を乗せることもできたのに!」と言う。
ごもっともだ…。
だから25EGPのところに30EGPにしたじゃないか!
すくねぇ!
みたいなやりとりが続く。
タクシー運転手は怒っているにも関わらず「you」といわず「my friend」と表現する。いい奴だな。
申し訳ない。でも勘弁してくれ。

とりあえず、自分で自分を縛るタイムマネジメントは旅行ではできるだけやめようと思った。

帰りは歩きながら、バスを探す。
バスを見つけて手を上げて「temple of luxor」というと運転手は頷き、2EGPで乗せてくれる。バスなら15回乗ってもタクシーと同じw

バスの運転手は運転しながらスピードを緩め他のバスの運転手とすれ違いぎわにおつりがそろうようにお金を渡しあっている

すごくない?w

ルクソール神殿の前で降りる。
喉が乾いたので、アサブ(サトウキビジュース)をいただく。

15歳で店に立つ男の子。英語はわからないがテンキューと何度も言ってくれる。
5EGPで飲むもおつりの5EGPを彼にあげる。とても可愛い笑顔を見せてくれる。日本はやっぱり恵まれているように思う。

ルクソール神殿へ。
ポリスに聞くのが一番安心だな。
たまにハナタレポリスが居てバクシーシ!っていうてくるけどw

宿も近いしゆっくりみて回る。
日本人は居ない。
アジア系はだいたい中国人に見える。
時々韓国人て感じかな。

特にお尻が決められてなくゆっくりと過ごせる方が僕には合っている気がする。声かけられたりバクシーシ求められたりしても特にイラつかない。時間がなかったり余裕がないとやはりイラつくよね。でも、急に右手がかゆい。何だろう…自分と対話する。じきに落ち着いてくる。
ルクソール神殿を出るとエントランスを教えてくれたpoliceと目があった。笑顔で会釈をした。

12:30
宿に帰ってくる。
金曜日は午前中はほとんどの店が閉まっている。そんなもんらしい。
外はだいぶ暑くなってきた。
宿は外ほど暑くない。
扇風機だけだけど…。

ビンビンがランチに誘ってくる。面倒なやつだ、1人でいけよw
僕はマンゴーアイスとスプライトで足りるんだよw

ちょっと休憩するって言って、16時まで寝てやった。

16:00に目覚める
ビンビンがくる。
結局昼飯食わなかったぞ的なことを言っている。
知るか。
晩飯付き合えよ!みたいなことを言っている。
最後の晩御飯はSOFRAに行きたかった。ビンビンの推しが強くて断るのめんどくさくなって、チキン屋さんへ。
丸ごとチキン。こんなん食うたってすぐ飽きるやろ。

案の定半身で十分。
嫌われる勇気なるものが足りないか?w
パスパスの肉をひたすら口に入れ、グァバで流し込む。
この後の下痢が怖いよ。

やっぱりSOFRAいけばよかった。

てか、なぜこちらの提案には耳を貸さないんだろうか?
不思議だな。

海外旅行はどこに行った?
と聞いてくる。
オーストラリアとエジプトの二カ国だけと答えると「若いな」的なことを言ってくる。
こいつほんまうざいなw

32歳ではげかけめ!w
あら口が悪い。
経営者らしいが。

21:00のバスに向けて、荷造りをする。自称「小林たけし」に挨拶をする。いい宿だった。清潔感あふれて優しさにもあふれる宿だった。

ありがとう。

あ!
本棚に森絵都さんのカラフルと司馬遼太郎の竜馬がゆくと辻村深月(知らん)の凍りのくじらがある

日本を感じると嬉しくなる。

よし。宿を出るぞ。自称「小林たけし」ことオマル(32)は「ありがとう」「またね」と送り出してくれる。しっかり頭も下げてくれる。

宿を出る。
ギュルル…ぐぬぬ。
また来た。
宿に戻って、下痢便だ。

なんでだよー。
ちょっと調子良かったのに…。

バスを待つ。
隣に男の子が座る。
僕のチケットをチラチラ見ている。
会話のスタートだ。
ルクソールまで旅をして来て思ったが、基本的にエジプト人はみんな人に関心が高いんではないかと思う。それが観光客なら少し尚更って感じ。
会えばボディタッチしてニコニコ会話しているし、辛そうな人がいればすぐに手を差し伸べる。それは観光客に限らない。暖かい心の持ち主たちなのかもしれない、そう思うようになって来た。言葉があまり通じなくてもニコニコ会話できるってすごいことだと思う。
さて、カイロ行きのバスに乗り込もう。
あら。34番席は凶だ。
エアコンの強弱のネジが潰れててずっと強、いやパワフルのレベルで風を当ててくる。
これはやばいなw

肘掛けを出すのがめっちゃ難しいw
みんなであーだこーだ言いながら肘掛け出すのに悪戦苦闘。Google翻訳で、やり方を教えてくれるが硬すぎてできない。
そうこうしてるうちに、水いるか?って渡そうとしてくる。
優しいやつらだぜ。

バイバイルクソール!

カイロでは、さたけに再会できる。
嬉しいな。

じゃバスで寝てカイロへ向かう!

サポートありがとうございます。 あなたのそのお気持ちのおかげでnoteを続けてこれました。 去年は1年で120本…みなさんのおかげです。これからも誰かに届く文章をかいていきたいです。