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音楽の聴き方「点」「線」「面」

90年代クラブ・ミュージックに疎い自分にありがたい
youtubeチャンネルを見つけました。

「モリモトミュージック」

クラブ系を勉強をする気はあるのだが、
・書籍を読む時間はない
・音楽だけじゃ詳細がわからない
という自分にとってyoutubeでの言葉解説は非常にありがたい。

ということで、早速
「テクノミュージックの発展に大きな影響を与えた20曲を解説」
というタイトルの動画で勉強して、


その動画で紹介されている曲をSpotifyで自分でプレイリスト化

そして散歩時や車中で勉強しようと思いました。

で、曲を聴いて困ったのが
「何が凄いのかがわからない」

そう、これはあくまで凄い曲1曲を聴く「点」の聴き方なのだ。
「凄い曲」というのは「その前後」を知っているから判断できること。
漫画で言うと手塚治虫が凄いのは
・それまでに無かった表現で
・後進が彼の影響を受けた
この2点だ。
つまり、「これまで無く」、「その後に影響を与えた」こと。
これを一般的に「凄い曲」というのだろう。

そこをこのモリモトさんが解説してくれるので非常にありがたいのだが、
なんせ90年代テクノ白帯の自分にとっては、やはり厳しかった。
いや、このチャンネルは非常にありがたいので今後色々勉強させてもらいますよ。

何が言いたいかというと、
「やっぱり音楽は「線」「面」で聴くべきだなぁ」
と痛感したこと。
たしかにピンポイントの「点」で聴くだけでも楽しめるが、
その曲の斬新さや影響力がわかると楽しみが数十倍だ。

例えばロックで言うと
90年代以降のロックを塗り替えたこの曲も確かに「点」で聴いても
十分に楽しめるのだが、


このような、いわゆる「ヘアーメタル」というアッパーで緊張感のないロックが盛り上がっていた後だったので、相当のインパクトがあったわけた。

そして、当時このテの音楽が大好きだった自分にとって、このヘアー・メタルを一瞬にして吹き飛ばしたNirvanaやグランジは「敵」にも匹敵する存在だったのだ(笑
そしてNirvanaはUSオルタナの時代へと影響を与えていく。

という風に、時系列の「線」で音楽を聴くとまた面白い。

そして、更に当時の他のジャンルも踏まえると、ジャンルがミックスされたり、チャートのジャンルにおけるシェア争い、男女アーティストの比率など「面」で音楽を聴くと音楽同士の相互関係もわかって更に楽しめる。

というように、理想はやはり「面」で音楽を聴きたいなぁ、
と、思ってもなんせ仕事が忙しいのでなかなか幅広いジャンルをチェックできない自分がいます。

そこで現在非常に助かっているのがこのプレイリスト
noteでも執筆されているブラジル在住音楽ライターの
沢田太陽さんが作っているプレイリストです。
これが非常にオススメ。

全40曲を毎週沢田太陽さんが入れ替えてくれるんだけど、
ジャンルや新旧アーティストのバランスも素晴らしく、
まさにこれが「今」の洋楽を「面」で聴くことだと思います。

特に自分のような
・時間はないけど今の洋楽シーンをチェックしたい
・中年だけど、今の新しいアーティストも知りたい
・レジェンドの動向もチェックしたい
人にとってはかなりありがたいプレイリストです。

ということで、
やはり音楽は「面」で聴くのが楽しい。
CD屋時代は日本のアーティストも含めかなり「面」だったけど
やはり現場を離れるとなかなか大変だな。

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