【人が動く理由②】「ストーリー」で興味を持たせる
前回こんな記事を書きました。
今回は、「興味を持たせる方法」として自分の経験を書きます。
テーマは「ストーリー」で興味を持たせる
その前に、
自分はこんなnoteを書いているくらいなので、「音楽」が大好きです。
一方、全く興味ないのが「スポーツ」
その中でも特に「球技」
その中でも特に「野球」
はい、全く興味ないです(^^;
(「嫌い」ではなく「興味がない」だけ)
前回の記事で、興味を持たせるためには「周囲が楽しむ」と書きました。
自分が小学生の頃の我が家では夜に父親と弟が楽しんで「野球中継」見ていたという「環境」があったにも関わらず、です。
理由は3つ。
1、好きなアニメが見られない
2、結果の出なかった選手に父親が文句を言う
3、昭和の少年は「野球好きが普通」という同調圧力
特に「3」は昭和の時代においてきつかったですね。
幼少期から、「皆と同じ価値観」を持つこと対し異常に反発していた自分なので「小学生だったら野球が好きで当たり前」という昭和の同町圧力は苦痛でしかありませんでした。
それ以降、野球に関しては、ドカベン、大甲子園、キャプテン、プレイボールなど野球「漫画」は大好きだけどなぜかリアルは好きじゃない、という自分。
そんな自分が、一時的に野球に興味を持った出来事があります。
それは、この存在。
これ、まんまとやられたなぁ。
「ザ・サンデー」内のコーナーです。
内容はウィキペディアより引用。
江川VS徳光 激論バトル・今週のジャイアンツ
1996年4月に放送時間が拡大し、江川がコメンテーターとして登場したのに伴い開始。その週のジャイアンツの試合(オフの場合は契約更改やキャンプ等の最新情報)を振り返り、江川が注目した点をコメント。それに対して徳光が反論する形で進行されていた。
このコーナーの何が凄かったのか。
通常スポーツ番組では今もこんな会話ですよね。
司会「○○選手が二試合連続ホームランを打ちました」
解説者「素晴らしいですね」
司会「このままだとホームラン王も狙えます」
解説者「そうですね。 頑張ってほしいです」
正直、野球に興味のない自分には全くひっかかりません。
これが徳光&江川さんの場合はこう。
徳光「○○選手が二試合連続ホームランを打ちました
調子いいですね~。 ホームラン王も狙えそうですね」
江川「・・・そう見えますよね」
徳光「えっ、、、違うんですか?」
江川「たしかに二試合連続HRは素晴らしいんですけど、
今回のHRのフォームを写真を見てください、
右ワキがちょっと開いているじゃないですか。
調子の良い時の○○選手の写真がこちらです。
ほら、右ワキがしっかり締まってるでしょ?」
徳光「そうですけど、二試合連続はすごいじゃないですか」
江川「いや、大事なのはシーズン通してですから。
まだ開幕直後でこのフォームだと先が心配ですね」
徳光「(ムキになって)せっかくHR打ったのにそんなに言わなくても!」
毎週、この「喜ぶ徳光vs苦言の江川」というパターンが王道でした。
これ、素人から見ても野球云々より「言い合い」が楽しかったです。
でもこれ、改めて考えると、「伝える」事に関して手法が凄い。
徳光:巨人ファンの「感情:右脳」
江川:解説者としてデータの「理論:左脳」
両方にアプローチしているんですね。
それを「解説」より聞きやすい「会話」形式にして、
(アドラー心理学の本は昔からありましたが、「嫌われる勇気」は会話とストーリー形式にして大ヒット)
更には徳光vs江川の「対立」を「毎週」繰り返すことにより
「ストーリー」形式にして、興味を持たせる流れ。
「徳さん、今週は言い負けないかなぁ」みたいな。
「ストーリー」
そう、超重要なのは「ストーリー」
物事を伝えるためには「ストーリー」が大事なんです。
これはもう、色んなところで語られていますが、
特に証明しているのが「中田敦彦のYouTube大学」ですね。
例えば、「歴史」の勉強って、昭和時代は「暗記」中心でした。
今は中田さんが「ストーリー」で語ってくれますよね。
だから「情報を伝える」授業以上に楽しくて興味が沸く。
しかも「笑い」を交えているので完璧ですね。
そんな中田さんのチャンネルでも取り上げている
「心を掴むストーリーの伝え方」
凄くおすすめです。
ほら、テレビショッピングを思い出してください。
「このダイエット商品は素晴らしい。 スペックがあーだこーだ」
ではないはずです。
王道の流れがあります。
それは必ず「ストーリー」になっているはずです。
「現在スリムなAさん。 皆から10歳若く見られます(現状)
でも・・・10年前のAさんは体重100kgでした
どんなダイエットをやっても失敗ばかり(過去と苦悩)
そんな時に出会ったのがこのサプリ(解決策、売りたい商品)
すぐ痩せて、今ではこんな服も着れてモテまくり(購入後の未来)」
もう一つ好事例を紹介。
自分がこのnoteで扱っている洋楽で近年、Queenの映画が大ヒットました。
これも単に曲を紹介したり、CDを何万枚売ったとかチャートの記録がどうしたかを説明したのではなく映画というストーリーを使ったのでより伝わったのではないでしょうか。
やはりチャートなどの情報より「ストーリー」なんですね。
こういうストーリーで「商品」を伝えているのが自分の「営業」です。
楽しいにきまっているじゃないですか(^^
以上、今回は情報を伝える時の「ストーリー」の重要さを書きました。
もしあなたが「何かを伝える」立場であれば参考になれば幸いです。
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