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真夏の夜にSADEを

連日暑い日が続く。東京はどうにかなったのではないかと思えるほど、異常な暑さ。いや東京だけじゃないですよね。
もうすぐ8月。真夏の夜にはSADEを聴きたくなります。

SADE。ヴォーカルのシャーデー・アデュを中心としたバンド。スムースジャズに類されるのでしょうか。UK的にクールでベタつかないサウンドがとても魅力的です。
興味深いアルバムについてはあれこれを深掘りたくなる口なのですが、SADEについてはそういうことがなんだかどうでもよくなってしまいます。ひたすら音の余韻に浸っていたい。そういう不思議な魅力があります。
音数の少ない隙間の多いサウンドのなかでたゆたうようなシャーデー・アデュの歌声がやさしく響きます。

さて今宵は『love deluxe』(4th, 1992リリース)を聴いています。
90年代初頭、UKシーンはアシッドジャズが盛り上がっていた頃ですからもっと派手なサウンドに振ることもできたのでしょうが、そういう方向にはまるで興味を示しておらず。SADEらしさは1ミリもブレていません。
個人的には90年代の記憶の断片に刻まれている「kiss of life」がハイライトです。

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