チャッターから離れるためのひとりごと
自我を失った
ここはどこだろう。どうやら日本というところにいるらしい。スターバックスコーヒーという店でコーヒーを飲んでいる。いまはいつだろう。西暦2023年ということらしい。
何をしていたのだろう。客観的な批判者が顔を出す。いまはもうどうでもよい。ただ過ごすだけ。ショッピングモールを行き交う人々を眺めるだけ。
いずれいつの日かこのからだから離れ、また別のからだか物質のなかに入るのかもしれない。わからないようになっている。そもそも自分も世界もないのだからわかりようがない。
世界は5分前に開始し、世界は半径500mほどの範囲で、世界は自分の想像とおりに創造される。
それなのに世界は勝手に動く。自我を備え付け、思い通りにならないようにさせている。感情も思考も観察することも。世界の貧富や不平等に考えたとしても近所の不平不満だとしても。青空が綺麗だとしても。足るを知ったとしても。
自我が失われているように感じるいまもまた世界なんだろうか・・・
では別の自我で生きてみるか・・・
・・いや、まだもう少しだけ自分を演じてみるのも悪くないのかもしれない。
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