【値下げは倒産】価格を上げるための最強のブランディング法
突然ですが、牛丼を5000円で売るためには、あなたは何をしますか?
ここで鍵となるのがブランディングなのです。なぜなら価格設定において顧客は独自性を求めるからです。牛丼だけなら500円の価値しかないが、このお店のこのメニューだから5000円払いたい。この独自性・唯一性を作り出すのがブランディングなのです。
ブランディング自体の説明は、過去記事(ブランディングとは)にて書きました。今回は具体的なブランディングの方法について説明していきます。
さあ今から3分間で、ブランディングについて詳しくなりましょう。
・ブランディングの分類
ブランディングの方法には大きく分けて3つあります。
ブランディングの分類
・プロダクトブランディング(製品やサービス)
・ストアブランディング(店舗内装)
・エンターテイメントブランディング(パフォーマンス)
プロダクトブランディングとは、製品やサービスのブランディングであり、製品やサービスのクオリティを指します。例えば、レストランにおけるプロダクトブランディングは、料理の技術力を上げることや材料を高級食材にすることを指します。特徴として、プロダクトブランディング実施のためには、お金がかかる、価格勝負になることが挙げられます。高級食材を買うためにはお金がかかりますし、顧客にとっては食材の違いなど殆どわからないので、価格が安いプロダクトが買われることになります。つまりプロダクトブランディングは比較的効率が悪いと言えます。
ストアブランディングとは、店舗の内装や雰囲気などのブランディングです。例えば、レストランでも吉○家のような内装で食べる牛丼と、料亭の個室で食べる牛丼を比較すれば、後者の方が高そうな印象を受けるでしょう。これがストアブランディングです。特徴として、ストアブランディング実施のためには、お金がかかることが挙げられます。例えば店舗内装を変えるだけで、何百万円とお金がかかる場合があります。
エンターテイメントブランディングとは、パフォーマンスのブランディングを指します。例えば、レストランでダンスのパフォーマンス、ランチ定食に無料でビールを一杯提供する、ステーキを目の前で焼くなどがあります。エンターテイメントブランディングの特徴は、そこまでお金がかからず手軽に試せる上、ユニークさに繋がるため、非常に重要だと言えます。
・価格設定のカギとなるブランディング方法とは?
以上を踏まえると、プロダクトブランディングはお金がかかる割には効率が悪く、ストアブランディングは効果はあるがお金がかかります。一方で、エンターテイメントブランディングはお金があまりかからず色々試せる上、独自性を作ることができるため非常に重要となります。
最初の問題に戻りましょう。「牛丼を5000円で売るためには、あなたは何をしますか?」この答えとして例えば、
1)食材として神戸牛を使う、シェフを雇う
2)店舗内装を高級レストラン風にする
3)仕上げに目の前で炙る、赤ワインを1杯無料でつける、顧客の好みに合わせて牛肉の種類や味付けを提案する
があります。もちろん全て有効な手段になり得ますが、最も手軽にできて独自性を作り出せるのは3)です。
だから価格設定においてエンターテイメントブランディングが重要なのです。
・まとめ
ブランディングの分類
・プロダクトブランディング(製品やサービス)
・ストアブランディング(店舗内装)
・エンターテイメントブランディング(パフォーマンス)
独自性・価格設定で特に重要なのは「エンターテイメントブランディング」
さあ早速今日から実践してみてください。
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