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エンジニア向けオンラインイベントを約1年やって見えてきたこと〜運営編〜

どうも。@OnigiriMa_shiと申します。大手証券系シンクタンクにてSierを務めた後、Findyという会社にて、エンジニアとのキャリア面談やエンジニア向けイベントの開催、自社メディア(Findy Engineer Lab)の運営をおこなっております。詳しいことはこちらに書いておりますので、以下略とします。

こちらのnoteは前回までのイベント記事の企画編運営編に次ぐ第三段です。前作が気になる方は先にお読みくださってもOKです。好きな方からお読みください。

<こんな皆さまに読んでほしい>
- オンラインイベントに携わったことがある
- これからオンラインイベントを運営する
- 運営の裏側を知りたい
- エンジニア向けイベントのポイントを知りたい
<目次>
・直前打ち合わせでの心構え
・裏方の仕事内容
・登壇中のポイント

直前打ち合わせでの心構え

 本番が始まる直前、15分-30分位で登壇者の方々で集まります。目的としては、「このイベントで何を参加者に届けるか」の共有です。事前の打ち合わせで一度話しているものの、時間が立つと薄れてしまいます。なので、運営側としては「今日、なんでやるんだっけ?」というのを再度確認し、そのためにはどういう話が必要で、どういう雰囲気でイベントをしていくのか、といったところも再度話していきます。
 その他にも、ZoomのチャットやQ&Aの操作、運営中のコミュニケーションの場所、細かいところもありますが何より大事なのはマインドの部分を高めて、より良い話ができる土壌を整えることです。

裏方の仕事内容

運営の裏側でやることとしては、ざっと以下があげられます。

・チャットコメント管理、質問まとめ
・Twitter監視、返信
・タイムキープ
・登壇者間でのslackやメッセンジャーでのやりとり
・運営からイベントや参考記事などのURL送付
・次のイベントや企画への導線案内

運営はイベントの規模にもよりますが、〜30人なら一人で、〜100人なら2人、それ以上なら3人はいたほうが無難です。
Twitterでの拡散を狙ったものであればSNSでのコメントを見ながらリプライを返したり、運営側で実況をしていく役割も必要になりますし、質問が活発になれば、それらをまとめたりピックアップして、登壇者の方へ連携するなど、実は運営側はちゃんと登壇内容を聞けない場合も多いのです(泣)
 登壇者が話に集中できるように、できれば画面の操作から解放してあげるようにしましょう。

登壇中のポイント

登壇において、参加者の満足度を高めるには、「どれほどイベントに能動的に参加してもらうか」が鍵だと思います。それには、以下の3要素が必要だと考えます。

○どれだけ質問してもらうか
○どれだけ丁寧に質問に答えるか
○主催者のPRばかりにならないこと

質問をしてもらうには、逐次参加者に問いかけるようにモデレーターの方が意識的に行う必要があります。チャット欄が活発に盛り上がるまでが大変なのですが、一旦盛り上げると発言しやすい雰囲気がでて、ふらっと発言してくれる人も増えます。コアな参加者は何度も発言してくれますが、そうではない人ももちろんいます。そんな方でも、「面白そうだからちょっとコメントするか」という雰囲気にできれば占めたものです。それには、やはり登壇者が楽しむこと、こちらにつきます。楽しそうに話していれば、自然と質問もしたくなるのかな、というのがこれまでの感想です。

 そして、頂いた質問はすべて返しましょう。できる限り、ではありません。すべてその場で返すのです。それが一番満足度は高くなります。そのために、質問の時間が多すぎるくらいとって良いのです。どうしてもその場での回答が厳しければ、後ほどの参加お礼メールなので、返信しましょう。質問してみたのに答えられなかった、というのが一番モヤモヤするし満足感は得られないからです。(自分が参加しててもそう感じる)
 この点を意識して、丁寧に質問には返答していきましょう。

まとめ

 企画、準備、運営とそれぞれ要点をまとめて来ましたが、どこがかけても「やってよかったっ!!!」と感じるイベントにはたどり着けません。イベントの規模や目的、登壇者などによって毎回イベントは顔を変えます。なので、これが正解というのはありません。しかし、基本的な型はあるはずで、みなさまも自分なりのやり方、マインドを持って楽しくイベントをやっていく手助けになりますと幸いです。


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