エンジニアやめて支援する側に回っても割と生きていけることに気づいた
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エンジニアやめて支援する側に回っても割と生きていけることに気づいた

 どうも。@OnigiriMa_shiと申します。某証券系シンクタンクにて金融系Sierを6年半ほどやった後、現在はエンジニア採用を手掛けるファインディ株式会社に務めています。GitHubから"スキル偏差値"を算出するサービスを目にした方もいらっしゃるかと思います(登録していただいている方、ありがとうございます!)。
 Sierとしてのキャリアを歩み、マネジメントもかじり始め、エンジニアとして次のステップを歩んでいくかな・・・そろそろ年収も一段上げれるかな、、、というところで、エンジニアをやめました。

 エンジニアとしてやっていれば、まあ順調に安定して年収は稼げたかも知れません。事実、前職は大企業だったので、家賃補助など福利厚生を含めると年収は下がりました。じゃあなんでわざわざ辞めたのか?本記事では、ちょいと今後のキャリアについて考えている人に「なるほど、そんなパターンもあるのか〜」というのを知ってもらいたく、エンジニアをやめるまでの過程とそこに至るまでを述べていきたいと思います。

【目次】
①なんちゃってSIエンジニアの歩み
②エンジニアやめるってよ
③転職活動時の誘惑〜やっぱりエンジニアの道なのかな・・・?
④エンジニアやめちゃった。実際今どうなの?

 ざっと経歴を述べると、入社してから大手リース会社に常駐し、基幹系システムの保守開発を3年半ほど行いました。100人ほどいるPJで、最終的には7-8人チームで構成される一つのサブシステムのPLを担っていました。文系出身で何もわからない状態から、「入社してすぐに客先にぶち込まれるなんて・・・」と正直最初は思っていました。しかし、クライアントやチームメンバに恵まれ、SQLやJavaといった開発業務を一通り経験させてもらい、エンジニアとしてだけでなく客先で社会人としての土台を築かせてもらいました。

 最終的にPJを離任して自社に戻る時に、「寂しくなるね。」と言われた時は、えも言われぬ達成感に見舞われたのは覚えています。その後、社内公募でFintech書籍の執筆に参加したことから、「金融システム開発の現場も経験せにゃならんな・・・」と意気込み、「異動したい」と希望すると、あっさり異動となりました(そこは常時人が足りない部署だった)なお、この時点で私が相当井の中の蛙になっていたのはもう少しあとでした・・・

エンジニアやめるってよ。

 部署異動して自社に戻ってからは、なかなかの苦行でした。人間関係がリセットされたのと、アジャイルとウォーターフォールの開発の進め方の違い。もちろん自らの力不足が大きいのですが、客先では顧客、ベンダー、インフラ部隊、他のサブシステムのチームが同じフロアにいたので、スピード感がありました。また、内部での最終意思決定者が私だったので、裁量が大きく、やりたいようにやれたのも大きかったです。一方、異動すると「HULFT定義設定するのにこんな工数かかるの・・・」とちょっとしたカルチャーショックでした。
 
その後も、設計や開発工程一つすすめるのにもチェックリストがあり、レビュー工程を通すために3人の上長への説明が必要、など社内で物事をすすめるための仕事が主になっていきました。「一体これはどこを向いて仕事してるのだろう・・?」「果たして俺はエンジニアと呼べるのだろうか?」そんな気持ちが徐々に膨らんでいきました。

 このまま技術的には未熟なままでは、満足なレビューを行う事もできないし、マネジメントに振り切ろうにもどの道、優秀なエンジニアと対等に会話できるほどの技術が足りない。エクセルやパワポの見た目を良くすることや、社内調整のスキルが熟達していくだけではないだろうか。そんなことを漠然と考ええつつ、ただただ悶々とする日々を過ごしていました。

 そんな折、人事部付きで3ヶ月間、新人研修を担当する機会がありました。普段の日常から離れ、新入社員との面談や研修の設計をするのはめちゃくちゃ楽しい毎日でした。”普段と違う業務をやれたから”、”言われる側から教える側という役回りになったから”というのもあると思いますが、何より人のサポートをし、それが直接的に目に見える形で返ってくることが、とても肌にあってる感がすごくありました。

 その後、すぐには転職活動には移らなかったものの、活動に拍車がかかったのは、コロナが原因でした。もとより妻と以前から「どこかに移住したいね〜」と話していたことに加え、感染者が増えていくにも関わらず中々リモートにならない現状を見て、「会社にいても身を守ってはくれないのだな・・」というのを痛感しました。もちろん、経営者の立場から考えるとこの判断はかなり難しいものでしょう。従業員を守りたいけれども、会社も運営しないといけない。しかし、雇われる側は心理的な不安がついてまわるものです。そして、緊急事態宣言がなされてフルリモートになり、「これ・・・東京いる意味なくないか?」と気づいた時、一気に転職活動に拍車がかかりました。

転職活動時の誘惑〜やっぱりエンジニアの道なのかな。。。?

 転職活動自体は、4ヶ月ほどにわたりました。何人ものエージェントとお話させてもらいましたが、結論、このままエンジニアとして歩んでいくには以下の道が王道パターンとしてありました。

①一旦年収を下げてWeb系やSES系に転職して技術力をつける
②事業会社のシステム部にいき、SIやSESへ仕事を発注する側になる
③さらなる高みを目指してITコンサルへいく(2-3年で②へ移る)

 キャリアのステップアップを考えると③かな?年収も上がるだろうし、次のステップにもつながるだろうしな・・・と考えて、一時はBIG4と呼ばれる4大コンサルから、スタートアップ系まで選考を進ませていました。

 が、一向に気が乗らない。笑 いくつか面接へ進むも、全く気が向かない。なぜなのか?このままやっていって、技術力はつくのか? 
 ・・・いや、限界がある気がする。そこそこのエンジニアにしかなれない気がする。 
ーじゃあ、マネジメントをやっていくのか?
 ・・・いやどのみち今の技術力でマネジメント側にいってもたかがしれている。
ー割り切って1年位技術力つけるように開発に没頭してみたら?
 ・・・いや、自分のセンスと気持ちはよく知っている、それはない・・・

 その頃、リモートだったので近所の隅田川にいってはそんな押し問答を繰り返していました。ただはっきりしていたのは、”今の会社にこのままいることはない”ということでした。

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  そこである日、意を決して奥様に伝えることに。

自分「会社、やっぱりやめようと思う。次決まってないけど。」
妻「おー、いいんじゃない?ってか、そうすりゃいいと思ってたよ笑 どうせやるならやりたいことやりなよ」

 ・・・まじかよ。頼もしすぎるな。。。女性の方が肝が座っているというのは、卑弥呼の時代からきっとそうなのだろう。と、奥様に心の底から感謝をしました笑。

 その時点で、今までを改めて振り返ってみました。すると、やはり自分の中で根強かったのは、人事での体験しかり、直接人の支援やサポートをしたり、またはその仕組みづくりをした時にやりがいを最も感じる、ということでした。(ここに至るまでコーチングを受けたりと実際3ヶ月くらい自己分析期間があったのですが割愛します。)
 そういったことから、エンジニアとして現場に立つのはやめ、エンジニアを支援できるような人事系の職種やHRTechのサービスを中心に探すことにしました。

 会社に退職を伝え、溜め込んだ有給休暇をすべて使い、「その間に次を決めるか〜」と長期戦を覚悟しておりました。ただ、エンジニア職だとほぼ落ちることのなかった書類選考でも、未経験の人事系では落ち、あんなに連絡が密だなと感じていたエージェントがサーっと引いていき、見向きもされなくなりました。運良く、Facebookでやめた!とつぶやいたところ、大学時代の友人がFindyで働いており、話を聞くとまさに求めている仕事内容で、説明を受けているときにはもうほぼ決めていました。

エンジニアやめちゃった。今結局どうなの?

 で、今をなにやってるかというと、エンジニアのキャリア面談、イベント企画、メディア運営と、がらっとやることが変わりました。ただ、実はエンジニアの仕事の進め方と結構繋がる部分があります。これまでの歩みは無駄じゃなかったですね。

○キャリア面談
 そもそもエンジニアだったので、開発フローがわかる、現場感がわかる(モダンな言語の知識は勉強中ですし、コミュニケーションについてもむしろ学ぶところが多いのですが・・・)


○イベント企画
 これはもうシステム開発に似ています。何を作りたいのか決める(企画/要件定義)、イベント内容の設計、イベントページの作成(開発)、当日の運用(リリース)、イベント実施までの新緑管理。そこに至るまでの社内外の調整業務。こちらは非常に活かされています。


○メディア運営
 こちらも作りたいプロダクト→記事の細かな編集→リリースの流れは似ているかもしれません。ただ、こちらはマーケ的側面も入ってくるのでまだまだ勉強中です。


 何より、現職がエンジニアを全面的にサポートする仕事で、なおかつ社内でも技術用語、エンジニアのトレンドが飛び交っている環境なので、キャッチアップがとてもはやく進みました。いわゆるWeb系開発の経験はなかったですが、開発の流れや技術用語は分かりますし、前職でもFintech界隈や色んなスタートアップの動向を調べるのが好きだったので、その点でもカルチャーフィットしておりました。社内のエンジニアの方と気軽に話しながら、エンジニアの方のサポートをしていけるのはこの上ない幸せですね。

まとめ

まとめると、こんなところでしょうか。

・エンジニアを辞めても活かせる道は割とある
・エンジニアの仕事は汎用性高い
・転職活動は色んな人に話してみるべし

なんとなくお話してみたいと思ってくださった方は、本業でキャリア面談を行っているので、壁打ち相手がてら、ぜひTwitterにてDMくだされば嬉しいです^^


<参考>


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大手証券系シンクタンクにて6年半Sier⇨ファインディ株式会社。エンジニアのキャリア面談を行うユーザーサクセスチームで、キャリア面談やイベントの開催、自社メディア(エンジニアラボ)の運営を行なっています。