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■マーケットバリュー(市場価値)

・自分のマーケットバリューを測るための9の質問
 ①会社を変えても、価値のあるスキルをどれだけ持っているか?
 ②そのスキルの「賞味期限」はいつまでか?
 ③他の会社でも通用する「レアな経験」がどれだけあるか?その経験は、世の中からどれだけ「強いニーズ」はあるか?
 ④社内に、自分が会社を変えても、喜んで力を貸してくれる人が、どれだけ存在するか?その人物たちは、意思決定の力がどれだけあるか?
 ⑤社外に、自分のために喜んで力を貸してくれる人物がどれだけ存在するか?
 ⑥その人物たちは、意思決定の力がどれだけあるか?
 ⑦自分が所属しているマーケットの「一人当たりの生産性」はどれだけ高いか?
 ⑧自分が所属しているマーケットの今後の「成長性」はあるか?
 ⑨今後、どれだけ「自分の市場価値」は成長が見込まれるか?

・マーケットバリュー
⇒ 技術資産 × 人的資産 × 業界の生産性

『技術資産』・・他の会社でも通用する技術的蓄積
 1. 職種に紐付く専門性(法人営業など)
 2. 職種に紐付かない経験(マネジメントなど)
 ※2つに分けられる

『人的資産』・・「人脈」。あなただから動いてくれる人がどれだけいるか

『業界の専門性』・・一人あたりの粗利。
          ⇒給与の原子となる。

■マーケットバリューの高め方

・20代は専門性。30代は経験。40代は人的資産でキャリアを形成
・とくに出産を見据える女性は、福利厚生ではなく専門性、経験を重視し、「いつでも戻れる状態」を確保することが重要
・「業界の専門性」は以上により20倍違う。マーケットバリューに最も大きな影響を与えるには、間違いなく「業界の専門性」。技術的資産も人的資産も乏しいなら、「生産性が高い業界」か「エスカレーターが上を向いている(今後も伸びる)業界」を選ぶことが大事

■仕事のライフサイクル

①『ニッチ』⇒始める人、他にやっている人が少ないので、代替可能性は低いが、まだイスの数も少ない
 ②『スター』⇒儲かることに目をつけ、どんどん同じ仕事をする人が増えていく。会社は、仕事のプロセスを分解し、再現性を確保しようとする
 ③『ルーチンワーク』⇒誰でもできるレベルまでプロセスを汎用化され、一気に代替可能性が高まった状態
 ④『消滅』⇒③の「代替可能な人を大量に雇っている状態」を嫌った会社が、テクノロジーにより人を代替し、イスの数が消滅する。1社だけでなく業界全体が利益を減らしていく

・伸びている業界に身を置くことは、それだけ価値ががる(後追いで参入する企業にとって、価値ある人材となる)。逆に、いかに技術資産が高くとも、衰退する業界にいては、マーケットバリューは減りゆくばかり。

■これから伸びるマーケットを見つける2つの方法

方法①複数のベンチャーが参入し、各社が伸びているサービスに注目する
 方法②既存業界の非効率を突くロジックに着目する

・100万人が参加しているゲームで一番を目指すのではなく、いずれ100万人が参加するゲームに一番乗りすること
・伸びるマーケットには、いずれ大手企業の競合となるような急成長中のベンチャーが複数いる
・価値のあるものとないものは、長い目で見ると逆転する
・「周りは馬鹿にするが、理屈から考えると正しいこと」に賭ける

■転職先となる会社の見極め方

・会社選びの3つの基準
 ①マーケットバリューは上がるか
 ②働きやすいか
 ③活躍の可能性は十分か

・「働きやすいさ」は「マーケットバリュー」と相反しない。むしろ、長期的には一致する
・「活躍の可能性」確かめる3つの質問
 ①「どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待しているのか?」
 ②「今いちばん社内で活躍し、評価されている人はどんな人物か?なぜか?」
 ③「自分と同じように中途で入った人物で、今活躍されている人はどんな社内パスを経て、どんな業務を担当しているのか?」

■いいベンチャーを見極める3つのポイント

・競合はどこか?そして競合「も」伸びているか?
・現場のメンバーは優秀か?
 ※ベンチャーの経営陣は優秀であるのが当たり前だが、他の社員も優秀か?
・同業他社からの評判は悪くないか?

■いいエージェントの5箇条

①どこがよかったか、入社するうえでの懸念点はどこかをフィードバックしてくれる(だからこそ、こちらから必ず「懸念点はどこですか?」と聞いてみること)
②案件ベースでの「いい、悪い」ではなく、自分のキャリアにとってどういう価値があるかという視点でアドバイスをくれる
③企業に、回答期限の延長や年収の交渉をしてくれる
④「他にいい求人案件は、ないですか?」という質問に粘り強く付き合ってくれる
⑤社長や役員、人事責任者などとの強いパイプがあり、彼らとの面接を自由にセットしてくれる

■仕事における「楽しみ」について

being型とto do型
・人間には、「何をするか」に重きをおくto do型の人間と、「どんな人でありたいか、どんな状態でありあたいか」を重視するbeingの人間がいる
・99%の人間はbeing型である。だから、「心からやりたいこと」がなくても悲観する必要はまったくない

■being人間が好きなことを見つける方法

being型に必要な「状態」は、仕事をRPGとして考えるとわかりやすい
 ①自分の状態・・主人公は適切な強さか。主人公は信頼できるか。
  ・マーケットバリューを高める
  ・その上で、仕事をつく嘘を最小化する
 ②環境の状態・・緊張と緩和のバランスは心地よい状態か
  ・この半年の間に強い緊張を感じた場面を書き出してみて、悪い緊張が10以上ある⇒職場を変える 
   いい緊張が3つ未満⇒より難しい業務ややったことのないことに挑戦する

■自分にラベルを貼れ

・替えのきく存在から脱出したければ、自分の好きなこと、苦にならないことを「ラベル」にして、貼る
・ラベルに書く内容は、理想が入っていても、まだできないことでもかまわない
・ラベルをつけたら、「そのラベルがより強固になるか」という判断軸で仕事を選んでいくこと

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