2020/04/02 エンジニアの成長がプロダクトを追い越すとき

春です。

チームメンバーと1on1したりして、キャリアの話をしたりすると、今のプロダクトでは実現できないような話題になることがある。

優秀なエンジニアとされる人の多くは、黎明期のベンチャーではなく大企業にいく話が目立つ。目立っているだけかもしれないが、おそらく一般的に優秀とされるエンジニアがどこの馬の骨ともしれぬスタートアップの赤ちゃんみたいなプロジェクトにコミットする確率は、トラクションが既に確立されているプロダクトにコミットするそれよりだいぶ少ないだろう。

技術の進化は、高度なトラクションを捌くための進化と二人三脚で進んできたように思える。いや歴史とかあんま調べたわけじゃないんだけど。だから能力の上がったエンジニアは、使われているプロダクトを欲する。小さなプロダクトがエンジニアを長く魅了しておけないとき、その背景にトラクションが足りない、という事情はよくあることだろう。

だからエンジニアの成長がプロダクトを追い越すと、エンジニアリングに強い興味のある人は次のステージに行ったりする。まあ、誰にでも当てはまるわけではないし、それだけが理由でもないんだけど。

そんなわけでプロダクトを育てるのは、働いてくれてる仲間に報いる意味でも大事ですよなあと、思ったりするわけです。

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