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スポーツ選手へのメンタルヘルスを考える

寝不足な川崎です。

近頃大変話題になっているメンタルヘルスへの問題について考えたいと思います。

大坂なおみの会見拒否から考える

先日開幕した全仏オープンで大坂なおみ選手が試合後の会見を一切行わないことを表明しました。
テニスにおける試合後の会見は義務化されており、拒否した場合には多額の罰金が課されることになります。
この行動が賛否を呼び、スポーツ界にとって大きなトピックになりました。

賛成派の意見は、負けて落ち込んでる時に傷口に塩を塗るように会見するのはおかしい。メンタルにも非常に悪影響を及ぼしている。

反対派の意見は、メディアに取り上げられることによって価値が上がり注目してもらえる。大坂なおみのように拒否をして多額の罰金を払える選手ばかりではない。

という意見がありました。どちらも正しい意見です。

私はどちらかというと賛成派の方です。

テニスというのはとても孤独なスポーツです。
コートに1人放り出され、1人で考えてプレーしなければいけません。
コーチはブースにいるだけでほぼアドバイスしてくれません。
ラケットを叩きつけるのをたまに見ますが、すごく神経のすり減らすスポーツだなといつも思います。
特に4大大会にもなると何ヶ月もの時間をかけて戦いに臨むのです。
そこで負けたら尚更メンタルにくるのにその後にズケズケと質問されたら耐えられないかもしれません。

団体スポーツしか経験したことがないので実際は分かりませんが、想像するのは容易いです。

開催者側はこれ以上拒否した場合は4大大会への出場停止やさらに多額の罰金を課すと発表し、強硬姿勢を見せています。

6月1日に大坂選手は2回戦を前に全仏オープンの棄権を発表し、合わせてうつ病であると公表しました。

彼女の良い所は明るく、正直で繊細な所です。しかしながらその繊細さや正直さが時に狂わせることもあります。

スポーツビジネスとの兼ね合い

スポーツというのは美しい戦いであり、ビジネスの場でもあります。
何百億円もの経済効果を創出し何社もの企業がスポンサーとしてお金を出しています。

メディアも当然その一つでありそこに支えられている面もあります。

そして選手の発言や考え方を知れるのが会見でもあります。

しかし選手がいないと何も成り立たないのも事実です。
選手ファーストに物事を考えなければいけないと考えています。

時間が経ってから会見することや、質問をまとめて文章のみの回答にするなどお互いが譲歩することが大切で、今回がそれを見直す機会になるのではないかと思います。

まだまだ歴史に重きを置いているスポーツはたくさんあります。

時代と共に考え方やシステムを変えられる柔軟な考え方になって欲しいと願うばかりです。

最後まで読んでいただきありがとうございました😊
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