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[いまさら聞けない]米中貿易摩擦!わかりやすく解説!①

この記事は、最近よく聞くけど、米中貿易摩擦ってなに?って人向けです!

目次

1、 米中貿易摩擦って何? 〜概要と原因〜
2、 アメリカが関税をかけ始めた目的
3、 日本への影響
4、 これからどうなるか


長くなってしまったので、2つに分けてお送りします。今回は、1と2のみとなります!

1、 米中貿易摩擦って何? 〜概要と原因〜

 端的に言うと、アメリカが今、貿易において赤字で、この赤字になった原因のほとんどが中国じゃねぇか!となって、アメリカに輸出する際、今までより多く関税かけるからなと言い出した事が発端です。

以下でちょっと詳しく書きます!

 米商務省が2018年2月6日に発表した2017年の貿易統計によると、物の貿易赤字が7962億ドルとなり、2008年以来の莫大な赤字となり、特に、対中赤字が過去最大となりました。トランプさんは、元からこの赤字を敵視していて、公約として、貿易赤字を減らすことを掲げていたのですが、逆に、貿易赤字は増えていました。

 2018年の3月22日には、中国に対して、最大で1300品目、600億ドル相当の輸入に関税をかける事を発表しました。そして、続けざまに、23日には、鉄鋼に25%、アルミに10%の関税をかける事を発表した。これには、日本も含まれました。

 これに対して、中国もだまっておらず、アメリカが関税かけてくるなら、うちも関税かけるわって感じで、アメリカに対して関税をかける事を発表しました。これに対して、アメリカはぶち切れ!で、じゃあ、そっちが関税かけるなら、こっちはもっと関税はかけるわ!って感じで泥沼化しているのが現状です。


2、 アメリカが関税をかけ始めた目的

 今回の関税に関しては、トランプさんの側近の方々でもあまりよく知らされておらず、トランプさんのみが、この関税の本当の目的を知っています。だから、これから話すのは、今、こういう目的があるのではないかと言われている推測です。そして、現状言われている理由は大きく分けて3つあります。

①中間選挙のために有権者を意識したこと
②単純に関税かけたら貿易赤字へるのではと考えた事
③中国を潰そうとする思惑

①中間選挙のために有権者を意識したこと(政治的アピール)

 アメリカでは、もうすぐ中間選挙があり、トランプさんは、その中間選挙でなんとしても有権者から票を獲得したいと考えています。その中間選挙に向けての行動だったと考えられます。

 公約にも掲げているが、現状、赤字は増えてしまいました。貿易赤字を減らして、国民にアピールする事、又は、赤字を減らすために、動きましたよという政治的アピールが関税をかける事の目的の1つだと考えます。

②単純に関税かけたら貿易赤字へるのではと考えた事(単純思考)

 トランプさんは、アメリカファーストを掲げ、動いています。単純に、現状、貿易赤字で、この赤字を減らすことがアメリカの景気をよくすると考え、赤字なら、アメリカに入ってくるものに多く関税をかけて、お金とれば、この赤字は減るのではないかと考えたのではないかというものです。

 でも、実際、赤字だからといって関税増やしたところで、貿易量はへるし、マイナスな事の方が多いので、このパターンだとまずいですね。

③中国を潰そうとする思惑

 アメリカは、NO.1の国であり続けようとしています。しかし、中国に追い抜かれるのではないかと言われていて、2025年には、中国がアメリカを追い抜くとも言われています。

 そこで、この中国の勢いを削ごうと考え、関税をかけると言い始めたのではないかという3つ目です。

 中国は、「中国製造2025」というものを出していて、ハイテク分野でこれから伸びていこうとしています。しかし、それは、アメリカも同じで、このままハイテク分野での覇権をとられれば、中国にNO.1国家の座を取られてしまうと考えたのではないでしょうか。実際、トランプさんが関税をかけるといったものには、中国がこれから力を注いでいこうとしている物が多く含まれています。したがって、中国にNO.1の座をとられないための関税だったのではないかとも考えられます。


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