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The Wolf and the Lion

映画「The Wolf and the Lion」


「masaの本棚」の初めての投稿は映画について書くことになってしまった。「本棚」なのに。
 でも、映画を発端にして今まで読んだ本に考えを巡らせているから、やっぱり「本棚」で大丈夫そう📚

 『The Wolf and the Lion』(邦題:「オオカミとライオン」)はNetflixに追加されたばかりの、フランス・カナダで2021年に制作されたオオカミとライオンが題材の映画。子供向けらしい。制作国にフランスが入っているけど、舞台はカナダなこともあり、音声は英語。

 監督はGilles de Maistreというドキュメンタリー映画も撮るような方。戦争や飢餓、自然災害なんかの社会問題とかも扱う監督らしく、俳優もやられてたことがある方らしい。

 オオカミが好きで、そこから興味を持ち、100分ほどだったのでとりあえず観てみることにした。
 英語の勉強も兼ねて英語音声英語字幕で観たので、もしかしたら、とんでもない勘違いをしているかもしれない。けれど、それも私の解釈ということでご愛嬌ということにしたい……
 でも良く考えれば、そこまで難しい英単語とかもそんなに出てこなかったし、内容だけじゃなくて、映画自体、子供向けに作られた映画なのかもしれない。オチもそんな感じなのねって感じだったし。


あらすじ

 祖父の死を機に、子供の頃に過ごした湖と森のそばの家に戻ったアルマ。そこで、孤独なオオカミとライオンの子供に出会う。そして、アルマと子オオカミ(モーツァルト)、子ライオン(ドリーマー)の生活が始まる。
 兄弟のように育った彼らだったが、ある出来事でアルマとモーツァルトとドリーマーはバラバラになってしまう。そんな彼らの絆のお話。


感想的なもの

 この作品は正直何かすごく感動するとか、素晴らしい展開があるとかそういうわけじゃない。でもなんか良い。オオカミかわいい。 

 正直どのように撮ってる作品なのか全然分からないんだけど、モーツァルト(オオカミ)とドリーマー(ライオン)が美しい。それに加えて、アルマが住んでいる湖畔の家の周りの自然が美しい。憧れたままの深い森が出てくる。

 でも時折考えるのは、この映画がどのように撮られているかはさておいて、こんな扱いを受けた動物は過去にも現在にもいっぱいいるんじゃないかなということ。こんな扱いというのは、絶滅危惧種ということで保護されるためにもともといた場所から離されることだったり、サーカスの見せ物として調教されることだったり、そのために弱らせる薬を打たれたり、鞭で打たれたりすること。後半のは普通に最悪だよね。
 でも「絶滅危惧種の保護」ってどういうことなんだろうと考えてみる。ちょっとだけ、人間の自己満足的な面があるんじゃないかとか思ったりする。確かに動物の種としては生き残りたいっていうのが本能なのかもしれないけれど、その動物個人のことだけを考えると、もともといたところに居たいということはないのだろうか。とか、分かるわけもないことを考える。
 
 全然話は変わるけど、オオカミの保護施設と他のオオカミが出てくるシーンは、以前に読んだオオカミの本『オオカミの知恵と愛』(ジム&ジェイミー・ダッチャー 日経ナショナル ジオグラフィック)の内容を思い出した。

オオカミのパック(群れ)の中で彼らを研究したダッチャー夫妻の記録。研究日誌のような形式で、面白い構成。まるで、研究チームの1人になったかのような気分になる。そう、例えば、新しく研究チームに入ることになって、先輩研究者の研究日誌を読んでるみたいな気分。
 オオカミの生態やパックのシステムについて書かれていてとても面白い。オオカミに興味がある人であれば、オオカミ愛が深まる(生まれる)こと間違いなし!

オオカミ好きはどこから?

 ここまで読んだだけで分かるかもしれないけれど、私はオオカミが大好き。オオカミってすごく綺麗な上に、頭も良くて足の形とかも本当に大好き。顔も好き。(語彙力ない笑)
 私のオオカミ好きがどこから生まれたのか真剣に考えたい。

『SUPER LOVERS』

 私のオオカミ好きはどこから生まれたんだろうと考えると、やっぱり『SUPER LOVERS』(あべ美幸 KADOKAWA/あすかコミックスCL-DX)かなと思う。メインキャラクターの2人は、カナダの山の中の家でオオカミと一緒に育つ。当時の私はなんか彼らに憧れたのだった。そして、オオカミ好きに成長した。
 BLの季刊誌『エメラルド』で連載されている作品で、中学生か小学生くらいの頃からずっと好きな作品。一応BLだけどあんまりえっちじゃなくて、どちらかというと家族のハートフル系とも言える。私のいろいろな趣味嗜好や憧れはこの漫画によって形成された気がする。

 最近Kindle本ばっかり読んでいる私からは少し遠くなってしまった気がするけれど、また全部読み返してみようと思う。
(SUPER LOVERSはKindle本ない🥲)

『BEASTARS』

 これは割と最近な気がするけれど、『BEASTARS』(板垣巴留 少年チャンピオン・コミックス)に出てくるハイイロオオカミ、レゴシも惹かれた。けれどもオオカミ好きの自覚があった上で、惹かれたような気もする。

 きっかけはSUPER LOVERSだとして、オオカミ好きになっていった過程に他のオオカミが出てくる作品があっただろうか?
 今の所思いつかないので、また今度思いついたら書きたいと思う。

私の好きなオオカミの作家 圭貴さん

  • 圭貴さん

 以前、オオカミのアクセサリーが欲しいと思ってminneでオオカミと検索した際に出会った方。残念なことにアクセサリーは販売してなかったけれど、ステッカーとかクリアファイルとかを販売している方。
 何よりもイラストがかわいすぎる。オオカミのグッズって、なんか夜の森の中で遠吠えしてるみたいなやつが多いんだけど、圭貴さんのオオカミたちはポップでかわいい。スイーツと一緒に並んでたり、ラーメン食べてたり。クリアファイルもステッカーもあまり使わないので、買ったことがないのだけど、今度何か買いたいと思ってページを何回も見ている。タンブラーホルダーとか作ってくれないかなとか思ってる。

おわりに

 今回は今日観たばかりの映画について書こうと思ったけれど、結局オオカミの話ばかりすることになってしまった。
 後悔はあまりしていない。オオカミ好きなのはその通り。

 今後もこんな感じで読んだ本や観た映画から連想して、考えたいことをつらつらと書いていきたいので、読んでくれると嬉しい。


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