即興演奏は自由じゃない。 データと自由の距離感について
自分自身を自由にしているか?
よく「フリージャズは自由だ」という意見を聞きます。
冷静に考えてみればわかりますが、自分の脳から自由になっていません。なぜなら手癖があるからです。ドラムとベースとピアノでテンポが合っていない即興演奏もありますが、それも同じです。自分から自由になっていない。
この視点は、現代音楽家のジョンケージの視点です。前に読んだ本にこう言った内容で、インタビューに答えていたと記憶しています。(僕は本を全て売っちゃいました!)
確かこの本です。Wikipediaにもあった!w 内容の目次が書いてあります。
これは、ジャズだけではなく、僕らの生活でも言えることだと思います。
誰にも邪魔されない自由。これは自由っぽいですが、自分から自由になっていない。
道具は距離感をデザインする
前に有名なチャットツールの社長さんが「距離を短くする」みたいな事をプレゼンで言っていたのですが、それは昭和的だろと僕は思いました。僕らの距離感は人によって異なるし、時代や職場、環境で異なります。
道具は距離感をデザインする。では適切な距離はどれくらいなのか?
自分にとって適切な距離を勝手に勘違いしてる可能性はないですか?
僕らはデータや道具を利用することで、自分自身から自由になれます。