This 税理士 came back
会社を設立してそろそろ税理士の方をいれなきゃなと思って探していた。
そしてある日、知人の方から税理士を紹介してもらった。
電話で最初話してみると、かなり気さくで話しやすい人だった(タバコを吸って話してるなーってちょっと思ったけど)
そして実際に会って話してみても、同い年ということもありとても話やすい人だった(初回30分くらい遅刻されたことはおいといて)。
よしいい人そうだ!この人にお願いしようと思った。
そこから顧問になってもらい、仕事もかなりの幅、しかも柔軟に対応してくれた。
すごいコミュニケーションがとりやすかったが、気になったのは初対面も含め毎回遅刻をしていたこと。たまに1時間くらい。
でも誰でもよくない点はあるし遅刻くらいはいいやと気にしていなかった。
朝日さんってアメリカのめっちゃ凄い大学行ってたんですね!っと言われたことがあったけど、その時に、この人のこれまでの感じからまず大学には行ってないだろうと勝手に思った。というか本当アホな高校行ったんだろうなって勝手に思った。(後に慶應大卒と知る)
そんなある日、北千住のカフェでその税理士と待ち合わせをするこになった。
その日も当然時間どおりになっても現れない。
すると電話がきた。
「すいません、さきほど大宮で面談が終わり北千住を目指していたのですが、電車で寝過ごしてしまい、今川崎に到着してしまいました。本当に申し訳ないでのすが、今から北千住に向かいます。30分くらいでつきます」
その時はまたいつもどおり遅刻かと思った。でもコイツ絶対30分じゃつかねぇだろ・・と思った。
「わかりました。待っていますね」と返した。
それから1時間くらい経ってまた電話がきた。
「すいません、本当に申し訳ないです・・。北千住を目指していたのですが、また寝過ごしてしまい、大宮に戻ってしまいました。この後渋谷で別の面談があるんで今日は面談キャンセルさせてくれないでしょうか」
マジか、こいつ・・・、すげーな・・。合計2時間くらい北千住で待たされた結果キャンセルになった。
しかもこの面談は向こうから会おうと言ってきたものなのに。
その後すごい謝られた。
まぁ起きたことは仕方ないし、
「とりあえずこの件でもう謝るのは今後一切なしにしてください。今後は遅刻しないように気をつけてくださいね。」
とりあえずそれで水に流した。
その後時が経ち、今度はオンラインでその税理士と話すことになり15時に設定した。
いつもどおり15時になっても現れない・・15時半になっても現れない・・
16時くらいになってラインが来た。
「すいません遅れました!今から面談できますでしょうか?」
・・・。やっぱりこいつやべーな。もう無理だな。
そこからくる謝罪の連絡を一切無視した。
とりあえず放置して改めてこの件は考えようと思った。
この税理士を相談してくれた知人に「この税理士の方どう思います?そちらもこの税理士の方が顧問ですよね?」と相談してみた。
そしたら「いやー、正直ミスの連発で信用できないですね。変えようと思っていたところです」
それから他の人に相談してみたら、みんなにも変えた方がいいと言われた。
確かにこれ以上関係を続けていく中で信頼し続けていくのは難しいと思った。
それから連絡を1週間無視し続けていたが、その税理士に連絡して顧問契約を終了してもらうようにお願いした。
そこから新しい税理士を探しに、何人かに会い、新しい税理士の方に決まった。
そこから顧問契約に入って実際にやりとりを始めた。
凄く丁寧に仕事をやってくれる。
すごく真面目だ。
遅刻もない(というか面談や電話がない)。
素晴らしい税理士の方達だ。
彼らは上場企業の顧客も多く、税理士の方々の経歴を見ても素晴らしいものだった。
この方々とやっていけばきっと今後もミスはないんだろう。
でもなんか物足りない。
その人は機械のようにメッセージを送ってくる。
連絡は事務的なものがたびたび来るだけ。
まるで毎回AIロボットとやりとりをしているようだった。
いや、これがきっと普通なんだろう。
でも自分は毎日仕事を楽しくやっていくという信念がある。
でも正直この人達とやりとりしても全然楽しくない。
(他にも色々書きたいことはあるけど割愛)
新しい税理士の方に変えてから、前の税理士の人がずっと気になっていた。
というのも別れの際の対応の良さがとても印象的だった。
契約を終了させてだくさいと伝えてから対応がとても丁寧で礼儀正しかった。
「人は別れの際に本性がでる」と自分はずっと思っている。
また、コロナで苦しかった時にその税理士の人に支えてもらったことも思い出す。
やっぱり前の税理士の人に戻ってもらおうと思った。
多分この人はこれからも遅刻するし、どでかいミスもやらかすだろう。
でもそれでいいや、失敗なんて誰でもあるし別にこの人のせいで自分も失敗してもいいやと思えた。
あと、契約を一旦切ってまた戻ることによる絆を考えた。
会社を初めてからよく思うけど、会社は人とお金の2つで成り立っている。
経営者は人とお金どちらかの一方を重視する2つのタイプに分かれると思う。
俺は常に人の方を重んじる経営者でありたい。
それからその税理士に電話して再度顧問になってくれるように電話した。
自分「もう一度顧問お願いできませんか?これからは打ち合わせなしでいきましょう。また遅刻されると嫌なんで笑」
税理士は「あれからずっと反省していました。朝日さんのことは心から尊敬していて、その態度や行動についても他の経営者の方によく話をさせて頂いておりました。契約がなくなった方に再度お願いされるなんて本当初めてですが、こうやってまた一緒に仕事をさせてもらえることは本当に光栄です!」
本当かよ?マジで口だけはうまいな笑。まぁ失敗してもいいからこれから苦楽ともにしょう。
頼んだぜ税理士さん。
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