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会社を始めた時、派遣業は絶対やらなきゃいけないと思っていた。
紹介業と派遣業は違う。
紹介は基本正社員で求職者を企業に紹介するが、派遣業は自社で雇用して配属先の企業で働いてもらう。
紹介業は数千億の市場規模だが、派遣業は数兆円の規模。
派遣業の方が規模でかい。
それだけ、より多くの人に就業機会を提供もできる。
世界最大規模の人流ネットワークを作るには派遣はマストでやらなければならない。
国内の紹介業と派遣業を確固にして、海外拠点拡大も同時に進める。

だけど、派遣は簡単に始められない。
紹介業は資本金500万円でスタート出来るけど、派遣業は2,000万円が必要である。
会社を始めてから2,000万円がずっと頭に纏わりつく。
会社を始めた時は2,000万円集めるなんて余裕っしょって思っていたけど、全然たまらない。
社会保険や税金がとても高い。
というかそもそも俺は個人のクレジットカードすら作れない状況。アコムのせいで。
稼いでも稼いでも、ほとんどが税金に消えていく。
税理士の人に「資本金2,000万円貯めるなら、会社設立3年以内にやるのが肝です。なぜなら3年目以降は売上の消費税を払わなければならず、お金を貯めにくいからです」と言われ続けていた。
550万円の消費税込みの売上ならば50万円は消費税。1,100万円ならば100万円が消費税。
これはけっこうでかい。
厳密に言うと銀行からの融資は皆受けるので2,000万円のキャッシュを用意するのは簡単だが、銀行からの融資は資本金にカウント出来ない。
売上ではなく利益が資本金として積み重なる。しかし利益がでてもその利益の30〜40%くらいはまた税金として納めなければならない。
純粋に資本金を貯めるのはけっこう難易度が高い。


あっ、これ全然たまんねーわ。
どうしようかな〜、うーん・・。
一応親に聞いてみようと思って、1,000万円貸してくれとお母さんに聞いてみた。
即答で「ふざけんな、お前ぶっ飛ばすぞ」と言われた。

うーん、どうしよっかな。。
クラウドファンディングやってみようかな。
キャッシュはあるから、最初は派遣資格を持っている会社を買えばよいと思っていたけど、そんな会社なかなか話が転がってこない。
そんなことを考えながら時が過ぎていった。
ある日、口座を見たら、あれ? 意外にお金が溜まってんなっと思った。
これもしかしたら2,000万円いけんじゃないか?
メンバーも増え、売上が順調に上がっていたので、けっこう溜まっていた。

税理士に再度相談した。
俺「これいけますよね?」
税理士「これ、いけますね。今年7月の決算までこのままの売上であればいけますね」
よっしゃあともう少しでいける。
最悪足りんかったら個人名義でアコムから借りて全財産ぶち込んでやる。
7月までが勝負だ。

このブログを見ているお客さんがいたら、
とにかく僕らをガチで忖度してください。
僕らも全力で忖度するので。

続く・・

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