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Bリーグ2022-23振り返り「B2特別編」(2)・岩手ビッグブルズ

2016年のBリーグ開幕を、そもそもB2で迎えていた岩手ビッグブルズ。幾ばくかの低迷を経てB3へと降格し、挽回の時を待ち続けていた。今季就任した新たな指揮官にとっても名誉挽回の舞台となったはず。再びの競争力を確保し、元々状態の良かったチームが尻上がりに調子を上げる様は、レベルの違いを思わせた。

かつての「bjリーグ」を語るに当たって、外せないチームでもあった岩手が、ついにB2へと帰ってくる。彼らの1年を振り返る。

2022-23シーズンの戦績

クラブは昨季の時点で元島根HCの鈴木裕紀とチームアナリスト契約を締結。島根在任中のパワハラ問題によって現場から遠ざかった男が、再起のチャンスを得た形となった。

その鈴木は今季のスタートに当たってHCに就任。さらに島根時代のアシスタントGMだった篠原滋がGMとして岩手に加入。コーチ陣に若い面々が並んでいる中で、個人的には篠原がいたことが大きかったと見ている。

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