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【BB放談・OFF THE COURT③】ユースとドラフトはどう向き合う?

メンバーシップ限定コラムの「OFF THE COURT」、前回はB.革新の肝であるドラフトについてめちゃくちゃ長い文章を書きました…(そしてほぼ無料だったのに全然伸びなかった)。が、その中で触れておくべきところで触れていなかったのが、Bリーグが持つ「ユースチーム」との向き合い方だ。

これはこれで、もちろん大きな論点になるだけに、あの長文の中でさらに追加しようとすると、すでに行方不明じみていたものがよりおかしくなりかねず…ということで、こちらは別立てで書くことに決めていました。

今回はそれほど長くはならない予定ですので、最後までお付き合いいただければ。


ユースの性格を考えると

現状のBユースの性格としては、各チームのホーム所在地に住むアンダー世代の有望株となる選手たちが集まる…という状況にある。公表されている例で言えば、名古屋DのU18に所属する今西優斗と若野瑛太は、愛知出身でU15時代から名古屋Dで育成を受けつつ、至学館高校に在学して名古屋DのU18に「昇格」を果たしている。こうした地元教育機関と良いパイプを作るのも手だが、もう一歩進んだ事例もある。

端的に言えば、高校に当たる教育機関が事実上のU18組織になるパターンもあり、福島ファイヤーボンズでは正式なBユースとしてのU18の発足(2021年)より先に、かねてから提携関係にあったFSGカレッジリーグが運営するFSG高等部にバスケットボール専攻を設置。事実上の福島U18となったと同時に、県内有数の部活動チームとしてものし上がった例もある。

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