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Bリーグ2023-24オフシーズン診断・B2(6)アルティーリ千葉

最速昇格を掲げながら、まさかの最終関門として「同期」長崎ヴェルカに敗れ、B2での2季目を迎えたアルティーリ千葉。計画通りに行かなかったからこそ、修正力が問われるシーズンになっていく。チームの骨格を敢えて変えていかないからこそ、熟成度と引き出しが問われていく。

コート外も含めた健全性も鍵になりうる中、出直しは果たされるのか。B2での2季目、どうタフに戦うかを紐解く。


(参考)2022-23シーズンの戦績

オフの間の動き

これまで続けてきた大型補強路線を一旦休止…さと思いきや、昨季悩まされたポジションへの補充は欠かさず、信州から「三銃士」の一角を務めた#5前田怜緒、さらには川崎から貴重なディフェンスセットができる存在として#27熊谷尚也を獲得するなど、戦力充実に努めている…という印象を強めている。

それ以外の部分を取っても、イバン・ラベネルの退団(香川へ移籍)と昨季プレーオフで発生した#13レオ・ライオンズの故障に際して、青森から#9アレックス・デイビス、さらにオーストラリアNBLのニュージーランド・ブレイカーズから#32デレク・パードンを獲得…ということで、足りないor足りなくなった部分を補う…という方針はキープしたまま。コーチ陣も軒並み契約継続となっており、昨季のポジションから熟成を狙っての出直し、と見ても良さそう。

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