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Bリーグ2023-24オフシーズン診断・B2(11)バンビシャス奈良

熾烈な残留争いを戦い抜いたバンビシャス奈良は、今季もB2の席を死守したとも言える。だが、「そつの無さ」だけで戦うにはいよいよB2の戦況は厳しくなる一方。「コーチングで勝つ」というスタイルも含めて、改めて模索しようとするチームは、今季どのような船出となるのだろうか。


(参考)2022-23シーズンの戦績

オフの間の動き

昨季の大型補強として目立った宇都直輝は1季で退団。1on1の力は強烈だったが、彼と強烈にピック&ロールを合わせられるビッグマンがいたかどうかも、富山での鍵だったとも言えるだけに、相対的に彼を活かす手数の不足も目立った形でもあった。加えて、得点力を見せていたクリスチャン・ジェームスも今季は不在。ハンドリング・クリエイトを託せる外国籍選手として、かつて西宮で活躍した#44シャキール・ハインズが2季ぶりにBへと復帰している。

指導陣で言えば、大阪のアカデミーで校長を務めていた小野秀二が昨季終盤にアドバイザリーコーチに就任していたが、今季はHCに配置転換。小野はびわこ成蹊スポーツ大学の総監督との兼任が発表されている。そして、昨季指揮を執った石橋晴行がアソシエイトコーチに退く形となった。

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