見出し画像

繰り返し行われてきた断眠実験の恐怖


いつもありがとうございます。

睡眠の少し怖い過去の実験を紹介したいと思います。俺は2~3日寝なくても大丈夫と言う人もいるかと思いますが、それを超えるとどうなるのか?過去には動物や人間での断眠実験が繰り返し行われてきました!

記録に残る最も古い断眠実験19世紀初め、ロシアの科学者M・マナセーナが行ないました。イヌに運動をさせ続け、睡眠を取らせないという実験を行なった結果、およそ96~120時間のうちに犬が死んでしまったといいます。


■最も有名な動物実験

1980年代、シカゴ大学で行われた少々残酷な実験です。円盤上にラットを乗せて行われました。円盤の上のラットが眠ったことが脳波計で示されると、円盤はゆっくりと回転します。一週間ほど経った頃からラットの体重は減り体毛も黄ばみ始めました。

約一ヶ月ほど経つと、実験に用いられたラットは残らず死んでしまいました。M・マナセーナの実験とは違い、ラット達は運動を強制されたわけでも、食糧を与えられなかったわけでもありません。しかし、睡眠を奪われただけで全て死んでしまいました。


■人間での実験

人間に対しての断眠実験は基本的には許されることは出来ません。しかしどれだけの時間寝ずにいられるか?という記録に挑んだ人たちが過去に多く存在します。

1950年代に活躍したDJ、P・トリップ。1959年、彼は小児麻痺救済のチャリティ番組での話題作りのため、8日間眠らずに生放送し続けることを思いつきます。特設スタジオにはたくさんの野次馬が押し掛け、睡魔と戦いながらマイクに向かい続けました。

断眠をはじめて3日目、妄想や幻覚が襲います「スタジオに火が点いた」などと口走り、診察を試みた医師を葬儀屋だと思い込み、スタジオから飛び出してしまいました。やがて彼は、麻薬による精神疾患とよく似た状態に襲われます。最後の3日間は医師たちはトリップを眠らせないために薬を投与し続けました。

それでもトリップは合計201時間ものあいだ、放送を続けました。放送終了後、彼は丸一日眠りけ、正常な状態に回復しますが、徐々に精神的な変調が目立ち金融トラブル・離婚と結婚を繰り返すようになってしまいました。 

  

5年後の1964年、別のアメリカ人男性が最長不眠記録に挑みました。当時17歳の高校生、R・ガードナーです。彼もやはりトリップと同じような症状に悩まされました。白人である彼は自分を黒人アメフト選手だと信じ込み、友人達がそれを否定すると、彼らを差別主義者として罵倒しました。

結局彼は11日間(264時間)、不眠を続け世界最長不眠記録を打ち立てました。実験が終わり、睡魔や幻覚と戦う必要がなくなった彼の顔からは、いっさいの表情が消えました。彼は15時間眠ると正常な状態に戻り、トリップのように後遺症と思われる症状に悩まされることもなかったといいます。 

(JAFA睡眠コンサル資料参考)


■まとめてみると!

以前はギネスにもあった不眠記録は現在は削除されています。睡眠の研究が進み、睡眠時間の短縮という考えから睡眠の質を上げる考え方に変わっています。最近では睡眠に悩む人が増え、様々なサプリや睡眠向上に関する商品(枕・マットレスなど)が沢山あります。


自分に会った商品を探すことが睡眠の質を上げる近道だと思います。



いつも最後までありがとうございます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?