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ほとけさまのおしえ「もがき苦しみ続けること」

 人生には様々な「選択の機会」があります。

 その時には最善と思っていても、歩んでいくうちに「違和感」を覚えることもあると思います。

 その違和感を見て見ぬふりをしたり、一生懸命幸せを感じようとしますが、やはり「フツフツと」湧き上がってくるものもあるでしょう。

 仏教を求める者には「悟りを開く」ことが、明確な目標として掲げられます。

 でも実際には人間である以上、悟りを開くことなど「できない」ということにもうすうす気づいております。

 そしていつも悩み、もがき苦しみ、悲しみや空虚感が「襲ってくる」のです。

 中には「安易に納得したり」、「答えを出して終了してしまったり」することもあるでしょう。

 でも私は「答えなど出なくてもいいのかな?」と思っております。

 「悩んで苦しんで」ということを続けていくことも、立派な生きる意味になるのではと思っております。

 「人生は苦なり」

 苦しみ続けることは、つまりは「いきいきと生きていること」に他ならないと感じております。


☆今日の一句☆

 苦しみが
    両脇支え
       歩きゆく

 

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