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仏教に学ぶ生き方、考え方「灯明」

 最近はLEDライトのお陰で、省エネ、かつ安全、簡単に明かりが使えるようになりました。

 でも、かつては蝋燭(ろうそく)に火を灯して、灯り(あかり)としていたのです。

 蝋燭を灯すと、その周りはほんのり明るくなります。でも離れたところは暗くてよく見えません。

 でも、火をもらって他の蝋燭を灯すと、蝋燭の数だけ、周囲も明るくなります。

 そうやってどんどんと灯明をつけていくと、やがては広い範囲を照らせるようになるのですね。

 仏教の考え方も、これが基本です。

 「世の中を明るくする」ことは、、「それぞれの心の中に明かりが灯る」ことが基本になるのですね。

 これを「自灯明」(じとうみょう)といい、お釈迦様の遺言でもあります。

 まずは自分が周りを照らす明かりになろうとすること、ここからが始まりなのですね。

☆今日の一句☆

  明るさは
      自ら光り
         照らすこと

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