ほとけさまのおしえ「構ってもらえないと嘆く人へ」

　誰かに相手をしてもらったり、「関心を寄せてもらえる」と嬉しいものです。

　自分が今ここに存在するということを実感できて、ちょっと優越感も味わえたりします。

　ところが誰からも「相手にしてもらえないとき」もありますよね？

　「既読無視」をされたり、なんやかんや理由をつけて断られたりすると、「自分って何なんだろうな？」と勝手に思い始めたりするものです。

　でもよく考えてみると、それは人から愛情や関心をただもらおうとしているのではないでしょうか？

　そして「ただただ貰い続けよう」と思ってばかりいるのではないでしょうか？

　人から何かを貰おうとするとき、「簡単にできる方法」が一つあります。

　それはまずこちらが「何かを与える」ことです。

　よく相手は「自分を写す鏡」と言われますが、まさしく与えればそのぶんだけ返してもらえるのです。

　そして仏教で言うところの「和顔愛語」は誰でも簡単にでき、あなた自身にも帰ってきやすい方法なのだと思っております。

　もちろん、時には返してもらえなかったり、逆にもっと取られたりする人もいます。

　そんな人といつまでも縁を続けていると、「愚痴や妬み」が渦巻くものです。

　なのでそういう人とは「静かに離れる」ほうが良いと思います。

　物事にとらわれずに、笑って優しい言葉をかけ続ける。

　それは周りの人も巻き込みながら「幸せを感じられる生き方」にもつながるのではと思っております。

☆今日の一句☆

　声掛ける
　　　　君の存在
　　　　　　　見つめつつ