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仏教に学ぶ生き方、考え方「想いがぐるぐる回るということ」

 皆さんは、想いが堂々巡りすることはありますか?

 夜眠れないときに、あれこれ考えが思い浮かび、それがいつまでも同じ道をぐるぐる回るのです。

 私もそういうことがあります。

 そういうときは、とても苦しい気持ちになることがありました。

 でも、今は仏教の教えのお陰で「サラリと流せる自分」がいます。

 もっと正確に言うと「どちらの自分」もいるのです。

 これは「苦しみの本質」に気づくかどうかの違いだと思っています。

 つまり人は何かストレスなことがあると、それを心の中で「理解しよう」とします。

 でも理解できないことも多く、理由を「あれこれ」考えてしまうのです。

 そして「理由が見つからい」と、何度も同じ考えに苦しめられるのではと思っています。

 でも、苦しみは「いつ」起こったことでしょうか?

 ほとんどの場合は「過去」に起こったことで、「今ここで」起こっていることではないはずです。

 またほとんどの場合は「未来」に起こるかもしれないと勝手に思っていることで、「今ここで」起こっていることではないですよね?

 今ここで、起こってはいないことを頭の中で「勝手に起こしている」のです。

 それを仏教から学んでからは、「今」を楽しむようになりました。

 そして過ぎ去った「過去」と、未だ来たらぬ「未来」は、サラリと水に浮かべて流してしまうのです。

 苦を自分の心で「ぐるぐる回さない」ことで、「今という人生」をより感じられると思っています。


☆今日の一句☆

 過去未来
    流す練習
       今ここで

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