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ほとけさまのおしえ「ゴミ屋敷」
夏の暑い時期になると、少しでも涼めるところに行きたくなるものです。
窓を開け放し、風が通り抜けるような部屋が「理想」ですが、毎日生活しているとなかなかそうもいきません。
昨日食べた弁当の空容器やペットボトル、どこかでもらってきた広告の紙やティッシュが、いつの間にか部屋に「散乱」してしまうものです。
それらをゴミ箱に入れてゴミ袋に収めたとしても、そのままにしていると部屋の中に「どんどん」溜まっていきます。
そして最後には、うず高く積まれたゴミ山に囲まれて足の踏み場もない「状況」になります。
こうやって「ゴミ屋敷」になってしまうのでしょう。
近隣住民から苦情が来て、市役所の担当が説得しゴミが撤去されても、また「いつの間にか」ゴミが溜まっていくものです。
そんなことで「ゴミ屋敷問題」はなかなか解決しないのです。
それを聞いて、「ちゃんとゴミを出している我が家は大丈夫!」と思った方は多いでしょう。
中にはゴミ屋敷に住む人を「蔑んだり」することもあると思います。
でもそれは「人ごと」ではありません。
というのはゴミ屋敷なら可視化しますが、心の中のことはあまり外からはうかがい知ることができませんよね?
そして見るべきは「心の中」だからです。
日常生活で不満があると、それは「怒りや憎しみ、愚痴や妬み」になって心のなかに少しずつ「溜まって」いきます。
そして気づかないうちに心の中に不満が積み上がり、「狭くなった心」で考えなければならなくなります。
心を広く大きくしても、同じことを繰り返していけばいずれは不満や怒りで「心の部屋」は満たされてしまいます。
つまり心の中がゴミ屋敷になって悪臭が漂っているような状態になってしまうのです。
ではこれを防ぐにはどうしたらいいのでしょう?
答えは簡単です。
ゴミ屋敷の場合は、ゴミ出しをして掃除をして、ゴミを溜めないような生活をすればいいのですよね?
それと同じように心の中にある不満を「手放せばいい」のです。
不満を手放す最も簡単でいい方法は、「許す」「忘れる」ということです。
許す、忘れるということは、誰のためでもなく、実は自分の心を広くきれいに保つための「最良の方法」だと思っております。
☆今日の一句☆
心の部屋
許し忘れて
風とおる
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