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仏教に学ぶ生き方、考え方「ほとけさまが喜ぶこと」

 毎日お参りをして、御本尊のお顔を拝見していると、時々嬉しそうに「微笑んでいらっしゃる」ようにみえるときがあります。

 そんな時、私たちがどんなことをしたら仏様は「喜ぶ」のだろうと考えます。

 もし私たちが自力で修行を満行して悟りを開いたとしたら、仏様は「喜ばれる」のでしょうか?

 確かに嬉しく思っていただけるとは思います。

 でも独学で大学に合格したときの「塾や学校の先生」のように、たまにはちょっと「頼ってほしいな」と思われるかもしれません。

 つまり、仏様は私たちが悟りを開くことができない「凡夫」だからこそ、私たちに「願い」をかけられているのです。

 だとしたら私たちは仏様と「どう」向き合えばいいのでしょう?

 例えば私たちはこの命を保つために食事をしますが、それは食材になっていただいた生き物の「命をいただく」ということです。

 自分で働いて食べているように見えても、実は命をいただいているということに気づくかどうかで「心持ち」が全く異なってきます。

 同じように私たちは自分で自分の人生を生きているように見えても、実はほとんど「生かされている」のです。

 そのことに気づいて感謝の気持ちが生まれたとき、仏様は頬を少しだけ「緩めて」微笑んでくださるのではないかと思うのです。


☆今日の一句☆

 ほとけさま
     共に観てゆく
          我が心

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