ほとけさまのおしえ「ステーキ屋さんのハンバーグ」
肉が好きな私は、旅に出たりすると「ステーキ屋さん」に行くことがあります。
だいたいどこにも名産の牛があり、その看板メニューは「美味しさもお値段も」眼を見張るほどです。
でもそんなお店に入ってもだいたいは「廉価版」のメニューも用意されております。
切り落としステーキやハンバーグといったメニューです。
「中落ちや切れ端」をミンチにして作るハンバーグは、それなりに「風味」が味わえます。
日本のグルメには、どれも戦中戦後の混乱期で逞しく生きてきた「証」が刻まれているものです。
仙台の牛タンにしろ、大阪や広島のお好み焼きにしろ、沖縄のソーキそばにしろ、駐留米軍の余り物や配給品を「工夫して食した歴史」が刻まれているのです。
そして「ぶりのアラ」のように、切り身にはない味わいや栄養が含まれていると思うと、逆に「希少な部位」を贅沢に頂いているのかもしれません。
そんなことで、ステーキ屋さんでも「躊躇なく」ハンバーグメニューを注文し、目を閉じて歴史と人の想いを味わっていきたいと思っております。
☆今日の一句☆
ハンバーグ
人の歴史が
調味料
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