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仏教に学ぶ生き方、考え方「上に立つ人と下で働く人」

 世の中には沢山の「会社や法人や学校」があり、それぞれには「社長さんや会長さんや校長さん」がお見えになります。

 そしてその下で働いている「従業員や職員」がいるわけです。

 その従業員の能力とやる気をいかに「引き出せる」かが、上に立つ人の「腕の見せ所」です。

 ところがたまに能力を引き出すどころか、「引っ込める」ような発言や行動をされる方もお見えになるとかなならないとか。

 きっと「俺の会社」を従業員に「潰されたくない」と思って見えるのかもしれません。

 または「会社のために」成果を上げてくれる従業員を振り分けようと思ってみえるのかもしれません。

 そう思うと「あいつがいなかったら」「こいつがミスをしなければ」もっと会社が大きくなるのに、、、と言う考えになります。

 これは自分(の会社)が今こうなのは、他の原因なのだという考えです。

 これを「他因自果」(たいんじか)と言います。

 そして他因自果は様々な「怒りや愚痴」を連れてきます。

 そして苦しみの中に吸い込まれるのです。

 それを防ぐためには「自分の責任」としっかりと向き合う姿勢が必要なのではないでしょうか?

 でもこんなことを言うと「何を偉そうに」と思われるかもしれません。

 「慢心」(まんしん)が邪魔をして、なかなか素直になれないものなのです。


☆今日の一句☆

 慢心で
   自ら火の中
       入りゆく

 

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