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仏教に学ぶ生き方、考え方「二人の自分」

 何かをしているとき、心の中に自分が「二人」いると感じるときがあります。

 例えば、プールで泳いでいるときには、クロールをより楽により早く泳ぎたいといろいろと考え「試行錯誤」している自分と、難しいこと考えずに水と触れ合って感触を「楽しみたい」と思う自分がいるのです。

 同じことが「他の場面」でもあります。

 手洗い洗濯では、洗剤の量に拘ってみたり洗い方を考えたりしている反面、適度にきれいになればいいなと思っている自分もいます。

 きっと皆さんにもそういうことはあるでしょう。

 そんなとき、もう一人の自分を「追いやってしまおう」と思うものです。

 勉強や仕事をするときは、きっちりとする自分を大切にして、「適当に」終わらせようとする自分を追いやろうとします。

 でも実はどちらも自分の「心の中」にあるものなのですよね?

 それに優劣を付けて、大切にしたり追いやったりするのは、結局は自分を「否定すること」に繋がっていくような気もします。

 心の中には「向上心」もあれば「煩悩」もある。

 そしてどちらも自分なのだと認めることでもっと「心穏やか」に過ごせるのではと感じています。


☆今日の一句☆

 生きてこう
     二人の自分
         手をとって

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