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水遊びの時に思い出してほしい「子どもは静かにおぼれる」…体験談も含めつつ。

長男アキラ、海で溺れかけたことがあります。私も、この時まで「子どもは静かに溺れる」っていうことを知りませんでした。

昨日、次男ハルキと海に遊びに行ったのですが、毎年、この時期になると思い出すし、facebookなどにも何度も書いたりしてます。私と同じように「えー、そうなの!?」「知らなかった!」という方(特に子育て中の方)に、少しでも伝わって、水難事故が少しでも減るといいなーと思いまして、当時の様子も合わせて書きますね。

そんなこと知ってるよー、そんなことも知らなかったのー、という方はスルーしてくださいね💦 知らなかった!という方はぜひ読んでみてください💕

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当時、次男ハルキを妊娠中だったので、私は浜からちょっと離れた木陰に座って、長男アキラ(当時小4)と、父親である夫が海で遊んでいるのを見てました。

すると、浜で監視をしていたライフセーバーの方が、大急ぎで海に飛び込んでいったのです。

「ん? どうしたんだろう? 何かあったのかな?」

と、見ていたら、どんどんアキラの方に泳いで行くではないですか!

え!!アキラを助けに行ったの!?


私のいたところからは遠くてよく見えないけど、その時、アキラの顔は海面に出ている状態でした。…が、今、思うと、

「なんか、アキラにしてはずいぶん静かに遊んでるな」

という感じではあったのです。

でも、すぐ横に父親がいるので、まさかその目の前で、そんな状態で溺れかかっていたなんて!


当時、浮き輪やライフジャケットはつけてませんでした。足の届くところで遊んでいると思ってたんですが、まあ、海なので急に深くなったのかもしれません。

アキラの証言によると、

「急に足がつかなくなったので、必死で立ち泳ぎをしていた」

そうです。


このアキラの状態を浜から見ていて、一瞬で、

「あの子危ない!」

と、気がついてくれたライフセーバーさんには感謝しかないです!ほんとプロってスゴい!と思いました。

きっと、気がついてもらえなかったら、そのまま沈んでいったんでしょう。

まあ、目の前で沈んでいったら、さすがに夫も気づいたとは思いますが、それにしても、その前の段階で助けてもらって、ほんとに感謝、感謝です。

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そして、次男ハルキも!

先日、友達と川遊びに行った時のこと。やっぱり水は怖いので浮き輪を持っていったのですが、一緒に行った友達が、

「ハルキ君の浮き輪かしてー」

と言うのです。

「いやー…それはハルキの命綱的な意味合いが…」

と、思いつつ、でも本人が「貸していい」というので貸すことに。

で、遊んでるのを見てると、なんかハルキが急に真面目に泳いでるな、どうしたんだろう?と思ったんですよね。で、陸に上がってきてから聞いたら、

「急に足がつかなくなったから焦って泳いでた」

というのです。

ちょっとおーーこわいわー。

この時も、本人は焦りまくって必死だったけど、バタバタするわけでもなく「助けてー」と、声を出すわけでもなく、という感じだったんですよね。

幸い、足がつくところまで泳げたので良かったですけど、やっぱり、浮き輪貸さなきゃよかったか!?😅

次からは浮き輪2つ持っていこうと思ったのでした。

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ちなみに「溺れてる子」っていうと、こういう風にバシャバシャと暴れまくって「たすけてー」と大騒ぎしているみたいなイメージではないですか?(いらすとやさんのイラストを拝借しました)

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私も「溺れてる子を描いてください」っていう依頼が来たら、多分、こういう風に描くと思います。

でも、実際は「バシャバシャ暴れることもなく、静かに溺れる」んですよね。こわいですよね…。私も、この時のことを思い出すたびに、ほんとに無事で良かったと思うと同時にゾゾゾーッとします。


↓こちらの記事は夏季の水遊びに限らず、乳幼児はお風呂に入ってる時などにも、静かに溺れてしまうことがありますよ、という注意喚起です。

斎藤教授
「海や川で遊ぶときも家のビニールプールで遊ぶときも保護者の方が子どもから目を離さない。目の届く範囲にいるからと安心してスマホをいじったり、お酒を飲んで寝てしまったりすると溺れていても気付きません。子どもと寄り添って一緒に遊ぶことで事故を防ぐことができます」

そーなんですよね。「静かに溺れる」って知らなかったら「溺れる時は騒ぐだろうから、その時に急いで助ければ大丈夫!」「近くにいるんだし!」と目を離してスマホをいじっちゃう感じ、私もすごくわかります。

でも、やっぱり目を離すのは危険なんだな、とあらためて。


↓こちらの記事には、実際にプールで溺れている子を監視員さんが助けに行く動画も一緒に紹介されています。

私なんて「子どもは静かに溺れる」と一応、知識として知っている上で動画を見てるのに、全部、監視員さんが飛び込んだ後に「あ、ここに溺れてる子がいたんだ」と気付くレベル(情けない…)。

2回目見ると、さすがにどの子が溺れるか分かってそこだけ見ているので「なるほど、確かに溺れている」ってわかるんですが…。それじゃあ、ダメなんですよね💦

あらためて、こんなにたくさん泳いでいる子がいる中で、溺れている子をいち早く発見する監視員さん、ほんとにスゴいなぁー。

以下の記事もよかったら参考に! 見分け方など引用させていただきますが、興味のある方はリンク先もぜひどうぞ!

1.離れている場所から分かること
・口が水面の付近にあるまま浮かぶのと沈むのを繰り返す
・腕を横にして水面をおさえるように動く
・急に静かになった
・直立して足を使っていない
・何かを登っているかのような動きがある
・泳いでいるようでもどこにも進んでいない様子
2.近くから分かること
・急に静かになった
・呼吸が荒い
・無表情
・目をつぶっている
・目や額が髪の毛で隠れている
(平常時は手で払うはず)
“おぼれている人は叫んで手を振り、一目で分かるようにアピールするのでは?このようなイメージはTVや映画で作られた幻想です。自ら声を上げ、助けを求められる場合は深刻な事態の前段階なのです。実際は声を上げることもなく静かに溺れていきます。「声を上げることもできない(呼吸ができる次の段階で声を出すことができる)」「手を振ってアピールすることなどない(本能的な行動で精一杯で、手を上げたりすれば体が沈んでしまう)」「口のあたりが水面から下へ沈んだり上へ上がったりを繰り返す」。

↓我が家の事例はまさにこれ!

水難事故では近くに人がいたのにも関わらず異変に気付くことができなかったケースも多く、本当に深刻な事態においては周囲からも『一見静かで問題がなさそうに見える』のです。そのためそばにいる両親すら、騒ぐでもない暴れるでもないわが子の異変に全く気が付かなかった事例も報告されています。※声が出せず、身動きもとれない、それが溺れている人なのです。ライフガードであれば疑わしきはすべて救助に向かいます。

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去年、今年とコロナで小学校のプールはありません。

夏休みのプールもないので、保護者のプール監視もありません。いつも大勢の子を監視するのって超・責任重大!と思って、すごいプレッシャーだったので…実はプール監視なくてちょっとホッとしてたりもします😅 子どもたちはプールなくてガッカリしてると思いますけども。


うちの次男ハルキも、夏休み前から「川行きたいー」「海行きたいー」と水遊びしたがっているので、連れて行ってあげないとなー。…というわけで、我が家もですが、読んでくださっている皆様も水難事故にはくれぐれも気をつけて、楽しい思い出がいっぱいできますように💕

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