仕事は私生活の潤滑油であれ

5月末、緊急事態宣言が解除された後私が勤める百貨店も営業を再開し、忙しい日常が戻りつつあった。
目まぐるしい日々の中ではnoteの更新が難しく、noteを読むことすら遠ざけていたけれど、改めて自分の思考をアウトプットする場としてnoteが最適だと感じたし、またマイペースに書き始めようと思う。

2020年、仕事への向き合い方に関して心に残っていることがある。

私生活で大きな変化があった。
それは、結婚して生活を共にする人ができたこと。
緊急事態宣言中なかなか会えずにいた旦那と毎日一緒の生活は、終わりのこない楽しい旅行みたい。もちろんたまに喧嘩もするけれど。

仕事柄、私の休日は不規則で世間のカレンダー通りではない。
一方で旦那はカレンダー通りの規則正しい休暇をとっている。

旦那と休日が違うことは時に私を小さく不幸にさせる。
小さな不幸。
例えばそれは、旦那が朝出勤する時の慌ただしさとそっけなさ。朝8時の、やけに静かな寝室。
土曜日や日曜日には、私は夫に会うために仕事をしている。(精神的に)
一緒に暮らしているのに朝夕(ほとんど深夜)しか会えないことの孤独感。
そんな小さな不幸が自分の中で積み上がっていた頃、育児勤務をしている先輩に、

「仕事は生活を回す為にするものなんだから、土日に休みをずらしてもいいんだよ。」

と言われて、その一言がなんだか小さな不幸の積み木を崩してくれた気がした。

私用の為に忙しい土日に休みを取ることはタブーなんじゃないかと、自分の生活や想いより会社を優先させがちだった。
新入社員の頃、上司が「風邪引いたら這ってでも来るのが仕事だ!」と言っていたことがしこりのように心に残って、忘れられないせいかもしれない。

そうじゃなくって、私生活のための仕事だ。

自分後回し主義から脱したい。
もっと自分の生活や思想に寄り添いたい。
もしくは、私生活の潤滑油になるような仕事がしたい。

「仕事より絶対私生活優先すべき!」ということではなくて、仕事の向き合い方に対する根底の思想をちょっと自分寄りするということ。


もう少し、力を抜いて、社会で生きていこう。

そういう気持ちで2021年は仕事をするつもり。








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