見出し画像

マンガでおさらい中学英語 英会話スタート編のレビュー📚

今日はみんなに、英会話の導入におすすめのマンガを紹介するよ。

タイトルは「マンガでおさらい中学英語 英会話スタート編」だ。

以前、別の記事で、このシリーズの「文法マスター編」を紹介したんだけど、今回のやつはその最新バージョンで、既にある程度、中学レベルの英文法を知ってる人向けのマンガです。

作者は漫画家のフクチマミさんと、英会話講師の高橋基治さんだね。

全体的には、ゆるっとふんわりした雰囲気だけど、その合間合間に、英会話でとても大切な法則やルール、コツなどがきっちり描かれているよ。

英語にニガテ意識を持ってるフクチさんが「初心者の視点」を担当し、英語のプロ講師である高橋先生が必要に応じてアドバイスを施していくストーリーなので、英語初心者の方でもわりと読みやすいと思う。

ぼくは現時点で英検準1級を持ってるけど、ここに書かれていた内容はひじょ~に同意できるものばかりだった!

なので、これから英会話を始めたいって人は、全部で1時間ちょいあれば読めると思うから、通読してみることをおすすめするぜ。

以下はこの漫画のレビュー。

タイトル:マンガでおさらい中学英語 英会話スタート編
著者:フクチマミ / 高橋基治
出版社:KADOKAWA
ページ数:231ページ

ほんじゃいきまっせ!

画像6

📚「マンガでおさらい中学英語 英会話スタート編」のあらすじ

ふつう、英会話関連の本といったら「フレーズ集」を思い浮かべると思うんだけど、この漫画はちょっと一味違う。

しっかり「中学英語」で英語を話し、聞く姿勢を身に付けさせよう!って筆者の信念が見えるのが、この本の素晴らしい点だね。

以前どこかで習った知識を活かして、暗記だけに頼らずに、1から自力で英文を組み立てるための心構えを教えてくれる。

そして、そのために必要な文法理論は、以前出版された「だいじなとこだけ」と「英文法マスター編」でだいたい紹介されているらしく、この本は第3弾なので、その続きからってことになるね。

ぼくらはついつい、中高6年間をかけても英語が話せないってことを例に挙げて、学校教育を批判しがちなんだけど、この著者の高橋先生は学校英語を別に否定していない。

ほら実際、ぼくらは中学英語を6年間かけてずーっとやってきたわけじゃないじゃん。

本来の英会話を習得するまでに費やすべき時間の密度と量を考えたら、中学校の授業レベルはそれが大幅に不足していると語られている。

平均的な日本人が、学校で英語を学ぶのは、合計でおよそ1260時間。でもその時間、ずっと英語で話しているわけではないから、英語に触れていたのは正味半分もない630時間くらいかな
それって、みっちり1日17時間英語を勉強したとしても、たった37日分なんだ!

実際ぼくもその通りだと思った。

英語に触れる時間がそもそも足りてないのに、いきなり英会話とか無理ゲーだよねって話。

まあ逆に言えばさ、これは、ぼくら日本人は誰もが既に、英語学習で合計630時間分の知識の積み重ねが、既にあるってことですよ。

だから、この630時間で教わった内容をベースにして、これから英会話を始めていけば、とてもスムーズな学習ができるよって話なんですね。

ぼく自身も、大学生の頃にアメリカ留学に行ったんだけど、当時は英語を話すトレーニングなんてほとんどやっていなかったので、現地では全然話せず、聞き取れず、でたいへん困った。

でもだからといって、それまで学んできたことが「無駄」だと思ったことはない。

むしろ、それらの知識やスキルが基盤にあったことで、ぼくは米国でわりと短期間で英語での会話をこなせるようになったんです。

これは実体験なので、詳しくは「最強の英会話人」っていうサイトを訪問してみてね(キーワードで "最強の英会話人" もしくは "英会話の伝道師" でググれば出てくるよ。)

で、この漫画についてのレビューをもう少し続けるんだけど、英会話初心者がやらかしがちなミスとか、持っておくと便利なマインド(心構え)についてわりとしっかり解説してくれている。

たとえばこんな感じね。

◆ 発音は日本語なまりでOK。ただし声量とアクセントに気を付ける。
◆ フレーズ集は自分が使いたいやつだけ抜き出して覚えればOK。
◆ 外国人とのコミュニケーションでは「黙り込む」のが一番よくない
◆ 外国人に話し掛ける時は「初対面のママ友と会話する」のと同じ距離感
◆ 英会話の土台は「1日の英語化」でつくれる(まずは日本語で作る)
◆ 日本語を英訳する時は「現在形」だけを使う(文法がシンプルだから)
◆ 生活の中で「英語時間」を決めて英文を毎日作ってみる
◆ 全部で700くらいフレーズを言えるようになると話せる実感がわく
◆ 使えるフレーズが増えれば外国人と話すのが怖くなくなる
◆ 自分で辞書などを調べて英文を作れば応用が効く
◆ 英文は中学レベルの表現で作る(辞書にある表現はなるべく簡単に)
◆ "I" を主語にすりと英文を作りやすい
◆ 最もよく使われる文型は圧倒的に "SVO"(主語→ 動詞→ 目的語)
◆ 日本は "be" の文化だけど、英語圏は "do" の文化
◆ 「要するに何?」で考えると英語が出てきやすい(逐語訳をしない)
◆ 間違いだらけの英語でも堂々と話せば外国人との和に溶け込める
◆ 英語圏の人にとっては「黙っている」のが最もつらい

このほかにも、色々な知識(接続詞の使い方とか辞書の使い方)がこれ一冊に書かれていたので、そこそこ英語の知識が増えてきた人には、かなり有益だと感じる漫画だと思った。

ということで、客観的なあらすじはこのへんにしておこう。次はこの漫画を世間の口コミがどう評価しているかを紹介するよ!

画像5

📚「マンガでおさらい中学英語 英会話スタート編」の評判・口コミ

わかりやすい!
わかりやすくてサクサク読めます!
英会話の練習に
「中学英語」の方はピンと来なかったのですが、今作は英会話がテーマということで購入しました。英会話の考え方やポイントが色々書かれているのですが、「はっきりと伝える」など、「英会話」以前の「会話として」話す大切さを感じました。英会話力を高めるための方法も提案されていますが、手軽に生活に取り入れることが出来そうです。英語が話せるようになりたいけれど、難しいのはNG、という方にお勧めです。
最後まで読みました。これは、勉強になる
日本語をそのまま訳すのではなく、訳しやすいように変換して訳すことが、分かりやすい英語になります。英語からだいぶ離れているが、基礎を思い出してくれるだけでなく、英会話の本質に至る説明が良かった。全部読んでも一時間程度なので、是非。
はじめの一歩のお手伝い
なかなか英語を話すのは勇気がいるもの。そんな時に背中を押してくれる一冊です。もちろんこれだけで話せるわけではないですが、小さな一歩を踏み出すのには最適です。
無題
ただの丸暗記ではなく、理屈をきちんと説明してくれています。
分かりやすくて良いのですが、人によってはやりにくく感じるかもしれません。

以上、Amazonと楽天レビューから。

母数が少ないのもあるけど、ネガティブな口コミはほとんどなかったね。やっぱりマンガだから、そこまでガチ勢が真剣に読むって訳でもなく、あくまで気軽に楽しみながら英会話のコツを知りたいって人が多いみたいだ。

画像4

📚「マンガでおさらい中学英語 英会話スタート編」を読んだ方がいい人

この本はぼくも先日購入して読んだばっかりだけど、ぼく自身は人に英語を教えている身なので、「どうすればより分かりやすい教え方ができるか❓」を研究する目的でこの漫画を手に取ってみた。

一見すると初心者向けなんだけど、実は中級者にこそ読んで欲しかったりする。

ぼくは自分が留学に行くまで、こーゆー系の本はほとんど読んだことがなかったから、留学に行く前に知っておきたかったなぁっていう内容だったw

これから留学に行く人(出発まで半年以上ある人)とか、とりあえず英会話についてコツを知らない人には、かなり有意義な内容だと思うね!

既に基礎的な中学英文法のルールを学んでいて、ある程度は自分で英文を作れる人であれば、あとはその脳内の英語回路を強化していけば良いので、その際にこの本の内容が役に立つと思うよ。

逆に、このマンガを読んでもあまり効果がない人、「ふ~~ん・・・」で終わってしまいそうな人の特徴としては、まず「中学英語をほとんど覚えていない人」だ。

筆者の高橋さんは、英会話をする際には文法が必須だと言っているし、ぼくも完全に同意見なので、まずは文法理論に習熟しておくに越したことはない。

中学レベルの単語と文法だけでも、かなり話せるようにはなるからね。

ただ、その「中学レベル」ってやつが意外とやっかいで、文法にニガテ意識を持っている人が日本の多数派なのだ。

英作文をしようにも、Google翻訳に頼り切りになってしまったり、あれこれ高額な英語教材を買ってもいまいちモノにならなかったり、英語初心者の前にそびえ立つ「壁」は、意外と大きい。

画像3

📚 まとめ

今回、特集したのは、フクチマミさんと高橋基治さんの共同著書である「マンガでおさらい中学英語 英会話スタート編」だ。

この本を一冊やり切ったからといって、いきなり英語が話せるわけではなく、あくまで「英会話のスタート」目的に書かれたマンガなので、あくまでサラッと読む目的で手に取る分にはオススメだよ。

このnoteでは英語初心者向けに、なるべくモチベーションを高めて英語の壁をガンガン乗り切ろうぜって話をしてるから、他の記事も読んでみてね!

【次の記事】
英語の勉強本をいくら読んでも、英語は話せるようにならない!?


この記事が参加している募集

推薦図書

マンガ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?