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[ライブレポ2日目]JOIN ALIVE2022 2022.9.4(日)
こんにちは。シリアスファイターです。
今回も前回に続きジョインアライブの私的感想(2日目)です。
久々の2日連続のフェス参戦、この日も朝一から見逃せないラインナップの連続だったため、バッチリ疲労を引きずりつつも、アドレナリン全開で望んだ1日の記録です。
それでは早速。
①No.18(10:30〜)
シティポップやヒップホップを軸に、ファンクやロックなどの要素も取り入れた極上のダンスミュージックを奏でるのが、北海道札幌市を拠点に活動するグループ、No.18です。
今回のジョイン2日目で、オープニングアクトとして登場した5人は、とてもリラックスした面持ちで、笑顔をたくさん覗かせながらステージに登場しました。
で、一曲目の「Day to Day」が始まった途端…ファンキーなギターフレーズ、うねりにうねるベース、ドラムの一音一音のアタックの強さ、ラップ主体のリズミカルなボーカル…!
活動開始して1年半くらいしか経ってないとは思えないくらい、もう仕上がりまくり。
本人たちも演奏中に、とにかく笑顔で楽しそうにセッションを展開し、相当な手応えを感じてる様子!
2曲目からガンガン前に出始めたベースのHallkingさんは、客席の一人ひとりを指差して何度も親指を立てます。
特に個人的なツボを刺激しまくったのは坂部さんのドラム!
軽快さと力強さをバッチリ兼ね備えてバンドのアンサンブルを牽引する音が良すぎました!
4曲20分、足りない、もっと聞かせてくれ!
札幌からどんどん広がれ!No.18!
セットリスト
1.Day To Day
2.Underpass
3.Ginger
4.What About Us
②KANA-BOON(11:50〜)
3年前出演時から本っ当に色んなことがあったけど、このステージにおかえりなさい!KANA-BOON !
1月の札幌以来のKANA-BOONは、まず何より紫のadidasTシャツを見に纏った鮪さんが本当に痩せた!(健康的に)
心なしか1月の時より、(会場がよく晴れていたこともあると思うけど)もっと伸びやかな歌声をリハから聞かせてくれました。
本編では、 SEとともに楽器隊3人は手拍子しながら和やかに、鮪さんはステージの袖から袖へ猛ダッシュで登場!
「ないものねだり」で始まり、観客のドラム(手拍子)に併せて歌う声は軽やかに、力強く、そのままアンセム級の楽曲を連打していきます。
3曲終わったところで鮪さんのギターにプチトラブルがあり、スタッフさんが慌てて直す様も含め、鮪さんのボードを優しく覗き込み続ける古賀さんを見て「めっちゃ覗くやん笑」と鮪さん。
「3年振りの開催おめでとうございます。
オープニングアクトとかもあるけど、
この日のトップバッターとしてバトンを繋いでいきます。」
このMCからの「シルエット」→「きらりらり」という、楽曲の時系列でもバトンを繋いでいく選曲に、今日のこの日のフェスが開催されるまで、そしてKANA-BOONが現状に辿り着くまで歩みを重ねながら聞かずにはいられませんでした。
「KANA-BOONは楽しいだけのロックバンドじゃない。
ださくてもかっこいいところもあるロックバンドを見せつけにきました。
僕たちの中で1番強い曲をやります。
「まっさら」と言う曲を。」
3年前の出演時、最後に演奏されたこの曲が、3年の時を超えてまたこのフェスで、同じステージで鳴らされました。
イントロでの「ロックバンドKANA-BOON です!」の鮪さんのシャウト。
熱のこもった一音一音を叩きつけるような演奏、バンド自体も、ジョインアライブにも、次へのバトンを繋いでいく魂の名演…!
セットリスト
リハ
1.ネリネ
2.盛者必衰の理、お断り
本編
1.ないものねだり
2.Torch of Liberty
3.フルドライブ
4.シルエット
5.きらりらり
6.まっさら
7.スターマーカー
③君島大空合奏形態(12:55〜)
本当はヤバTに行きたかったのですが、
合奏形態の君島大空さんなんて、次いつ生で聞けるか分からん!なんて粋なラインナップなんだ!でも!なんでヤバTと被r...
とか頭で葛藤を続けながら、全ての迷いを振り切るようにベルベットサーカスへ。
本番直前、間違えて違う袖から本人だけ登場するも、間違ったと気づいたのか一旦逆袖に履け、暗転し再登場した、君島大空さんを筆頭としたバンドチーム。
いや、1人だけ逆袖にいたら、誰か本人に教えてあげてよ笑と思ってしまいました(それとも円陣組むために呼び戻しただけ?)が、そんな和やかな空気に満ちたサーカス小屋は、4人の演奏が始まると一変、緊張感に満ちたグルーヴに占拠されていきました。
怪物級の凄腕メンバーを引っ提げて、驚くほどの静けさも、今にも暴れ出したくて仕方ない狂気も、確かな一筋の光も、
全て、うねりにうねりを上げるグルーヴと、美しい裏声で表現するその様はまさしく音楽職人とでも言うんでしょうか…?
KANA-BOONのエモーショナルな熱演の後に聞いた「19℃」には本当に癒されたし、何より印象的だったのは、私も大好きな「午後の反射光」。
真っ暗なサーカス小屋に、眩しすぎるほどに照らし出される4人の演奏は神々しすぎたし、 曲終わりで、確かにそっと微笑んだ君島さんのその顔は、眩しすぎて、優しすぎて忘れられません。
緊張感たっぷりなのに、本人たちは心底楽しそうな40分の音楽体験はあっという間。
MCらしいMCもなく、最後の君島さんによるメンバー紹介もさらっと、しかもほぼ聞こえない音量で済まされました笑
それだけ音楽で伝え切って楽しみ切った時間だったということだし、少なくともこの時間にここを選んだ人は、このじんわりと染み渡る音を楽しんだのではないでしょうか。
セットリスト
1.no heavenly
2.笑止
3.19℃
4.散瞳
5.遠視のコントラルト
6.午後の反射光
7.光暈(halo)
④ACIDMAN(15:10〜)
いよいよ2日間の個人的な大本命、Λツアーの札幌以来、4年振りに見るACIDMAN。
新しいアルバムのツアーも北海道は無かったので…本当に待って待って待って待って待ち焦がれすぎたステージ。
開演前、ローディさんをはじめとするスタッフ同士でがっつり拳合わせてたのが印象的で、今日この日のライブも、チームACIDMANで最高のものにしようという気合がひしひしと伝わってきます。
お馴染みの SE「最後の国」。
曲の盛り上がりとともに、徐々に眩しくなるステージ証明に照らされる中、メンバーが登場。
大木さん、一悟さんは淡々と、サトマさんは登場から満面の笑みでクラップ。
SEが鳴り止むと同時に一瞬の静寂。
久々の北海道ライブでの一曲目は…、本当に意表をつかれた、大木さんの静かなギターフレーズから「リピート」…!
静かに始まり、終盤になるにつれどんどん躍動し、激しさを増すアンサンブル…!
静と動を兼ね備えたACIDMANが北海道に帰ってきたと同時に、初めてACIDMANを見る人への自己紹介のような一曲に鳥肌が立ちました…!
ここから新アルバムの曲を連打し、フェスの場でも最新モードで勝負する潔さ…!
その後のゆったりしたセッションから「赤橙」へ。
後1時間遅かったら、夕暮れ時でもっと映えるシチュエーションだったかも…なんて思いつつも、とても暖かくて、熱い演奏に身を委ねました。
「人はいつか死ぬから、一分一秒を大切に、今を全力で楽しむしかないと思ってます。」
今日この場で、3年振りに岩見沢で音楽を楽しむことができる喜びを噛み締めながら聞く「世界が終わる夜」。
曲中の大木さんの絞り出す咆哮が、帽子が取れるほど激しくベースを弾くサトマさんが、力の限りドラムを叩く一悟さんが、今この瞬間に生きてることを全力で肯定しているように感じました。
最後は「ある証明」。
間奏部で「みんなの分まで叫びます!」と言った大木さんを見ながら、私はずっと、生きたいって心が叫びすぎて終始涙が止まらず…。
いつか死ぬからこそ今を大切にしたい、生きたいと強く願って響くステージで、生き続けることを力強く証明してみせたロックバンドの完全勝利でした。
MCで自身主催FESの宣伝(11月に埼玉で開催)をしていましたが!
そりゃ行きたいですが!
北海道にももっと来てください!
北海道ワンマン、待ったなしですよ!!
セットリスト
1.リピート
2.夜のために
3.Rebirth
4.赤橙
5.世界が終わる夜
6.ある証明
⑤大森靖子(16:40〜)
リハから全力…というか全身全霊の弾き語りを見せる大森靖子さんは、
遊園地のど真ん中にあるこのメルヘンチックなシチュエーションが恐らく1番似合うシンガーだなと改めて実感します。
「(遊園地)みんな似合ってる!かわいい!」
シリアスな弾き語りから、目についた遊具の名前を言うお茶目さたっぷりのMCとのギャップも勿論健在で、そのままリハから袖に履けず、時間になったらやりますシステムは、昨日の同時刻、同ステージのdadadadysを想起させます。
そして時間と同時に、
猛れ 猛れ 猛れ
心を殺すことは Rude
人生全賭けしたような歌声に、姿に、空気が一変します。
今回は直近のツアーなどでお馴染みの、歌、ギター+踊り+鍵盤の3人編成。
一切MCを挟まず、鋭い眼差しを向けながら歌い、踊り、ギターを弾く様は、まるで一本の映画を見ているような感覚。
その一挙手一投足を見逃したら私は死ぬんじゃないかという謎の強迫観念に囚われながら、生き様の全てを曝け出す姿を、私も全力で受け止めます。
ラストの「死神」。
文字通り、西日が責め立てるステージ上で、歌い、踊り、叫び終えた大森さんはその場で倒れ込み、観客も含め数十秒の静寂…。
フェスでこんな瞬間に出会えるとは…。
息を呑む、とても美しい時間で、気付けば震えるほど生きたいという思いを抱えながら、ステージ真後ろから刺す西日を眺めていました。
セットリスト
リハ
1.TOKYO BLACK HOLE
2.音楽を捨てよ、そして音楽へ
3.CO LO s NA
4.VOID
5.レディースクリニック
本編
1.Rude
2.マジックミラー
3.最後のTATTOO
4.ミッドナイト清純異性交遊
5.TOBUTORI
6.family name
7.死神
⑥BLUE ENCOUNT(18:30〜)
黒のタンクトップ姿の田邊さんはリハに出てくるなり、
「…寒い!みんな大丈夫!?」
「江口の服装(長袖コーデ)が正解だわ笑」
と、9月頭の北海道の涼しさを味わっていました笑
今の雰囲気でやりたいとの理由から、リハからまさかの推し曲である「...FEEL?」をフル尺でやった時点で、
この夜が更けていく時間、ブルエンのステージを選んだ私は勝利を確信しました。
夕暮れの美しさを残しつつ、夜ならではのバチバチの照明演出が映えに映えまくり、もちろんバキバキに演奏を決めるメンバーと重なることで、ライブハウスのような興奮を何倍にも増幅させたようなステージ。
「HEART」でのバッチバチのレーザー照明…かっこよかったぁぁぁぁ!
「フューチャーフラワーズ、大トリ光栄です!
このステージは夜にやると蛾がすごい!」
と巨大な蛾もたくさん飛び狂うステージですが、負けじと1日中遊んで疲れたことなど知らない観客もたくさん手を上げ飛び跳ねるし、何よりメンバーも楽しそうで何より(江口さんの笑顔眩しかった…!)。
3年前に同ステージで演奏した時は新曲だった「バッドパラドックス」は、コロナ禍でライブ活動が制限されていた期間が長かったにも関わらず、次の「VS」同様に踊らせる定番曲として、抜群の存在感を発揮していました。
ていうか…偉そうですいませんけどまた演奏上手くなってて…クーっ!良きっ!
3年前くらいから感じ始めていましたが、今日も田邊さんは歌を、言葉を、より丁寧に真っ直ぐ届けている様が印象的でした。
「この3年間で辛かった日々、今日その時より楽しかったって人、でかい拍手で聴かせて!
(満場の拍手)
この拍手が全てだよ!
俺たちには音楽が必要なんだ!
いつも命懸けで音楽やってます。
後の思いは、この歌に込めました。」
3年前にもやっていた「アンコール」。
3年前は当時の新しいミニアルバムの曲で、時を経て、ライブができない苦しい時期も、自らで自らをアンコールし続けて辿り着いた、今日を讃える讃美歌に胸が熱くなったし、がむしゃらなだけじゃなく、より言葉が、思いが、響き渡る名演でした。
そうだ!私には音楽が必要だったって、当たり前のような幸せを噛み締めてきたイベントの最後に、そのことを改めて認識させて、明日以降の生きる力に変えてくれたBLUE ENCOUNT。
明日へのアンコール、ずっと自分で鳴らし続けます。
セットリスト
リハ
1.HAPPY ENDING STORY
2....feel?
本編
1.Survivor
2.HEART
3.もっと光を
4.バッドパラドックス
5.VS
6.アンコール
7.青
⑦10-FEET(19:20〜)
ブルエンをガッツリ前方エリアで堪能したので、最後はゆっくり後ろの方で見ようと丘を登って登ってレジャーシートを広げてまったり…。
とはならず、「RIVER」が始まった瞬間、いてもたってもいられない私は、この2日間の総決算と言わんばかりに芝生の上でバンバン飛び跳ねる始末…!
この2日間で初めて、ローズステージを一望できる丘の上から見たライブ、空気が澄んでとっても気持ちよく、涼しい夜風が吹く森の中。
そんな中で聞く、5月のライブ以降より一層の私の推し曲になった「ハローフィクサー」は、AメロBメロの熱い展開を経て辿り着くサビのアンサンブルの開放感が、通常の6億倍増しで絶品。
これからこの曲を聞くたびに、今日の光景が浮かんでくるんだろうなと感じました。
「名残惜しい夜にしたいな。」
「今日のライブが終わる頃には、少しはかっこよくなってるとええな。」
「言葉は誤解を生むけど、音楽は全てを正直に伝えることができると思ってる。」
誠実で、切実な言葉たちとともに、全てが正直に伝わる音に乗せて放ち切った「蜃気楼」は聞いていて、熱くなると同時に、今ならどんな人にでも優しくなれそうな、そんな暖かさすら感じてしまいました。
とシリアスにさせつつも、曲終わりでは全員その場に座らせた挙句、何もせずに普通に立たせたり笑、渋滞を気にして早く帰ろうとする人に、「早く帰ったら爆発するぞ笑」と脅してみたりと、ユーモアもたっぷり。
「ヒトリセカイ」で終わると思ったら、時間が余っていると、そのまま履けずにセルフアンコールへ。
「お前ら消毒した?隣の人とハイタッチー!」
コロナ禍以前以来、久々に見る光景。
そしてそこから、本当のラストは「CHERRY BLOSSOM」。
会場中(特に前方エリア)の人が確実にタオルを無くす、久々のタオル投げ…!
最初、前方の数人が全然やってなかったらしく、
「ジョインアライブ2022一生終わんねえぞ笑」とTAKUMAさんに怒られ仕切り直す場面もありましたが笑、
その後、ローズステージ後方からタオルが舞い狂う様子を見ながら、
失われた2年間を取り戻すには、十分すぎるほど幸せなジョインアライブだったな…!と感慨に耽りながら私も空高くタオルをぶん投げました。
セットリスト
1.RIVER
2.VIBES BY VIBES
3.aRIVAL
4.ハローフィクサー
5.SHOES
6.シエラのように
7.蜃気楼
8.その向こうへ
9.ヒトリセカイ
アンコール
1.goes on
2.CHERRY BLOSSOM
終演後、たくさんのスタッフさんが手を振りながら笑顔でお客さんを送り出していました。
これから撤収やら、今年の反省やら、大変だろうに…特に今年は何かと制限もあり、上手くいかない部分も多々あったと思いますが、この2日間、本当にありがとうございましたの気持ちを込めて、会場を後にしました。
来年に向けて個人的な思いは、公式の事後アンケートにしたためたのでこちらでは割愛します笑。
今回は以上です。
結局またまた長ったらしくなってしまいました。
最後まで読んでいただいたそこのあなた、本当に、本当にありがとうございました!
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