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自分らしさを再定義する。

”自分らしさ”の正体。
それはいまの自分自身である。
                           34歳のまさお。

6月下旬に少々つらい出来事があり、
配信活動をしばらくお休みした。

『自分らしさの正体とは』
1ヶ月半ぶりにキーボードを打つにしては重めな題名。
そして本マガジンの核心に迫る内容。

きっと休んだから書ける内容もあるし、
むしろこの内容しか書きたくないと思った。
この感情をテキストにぶつけていきたい。

”自分らしさ”という超抽象的なコトバを再定義する


『”自分らしさ”って何だろう?
この概念をより具体的に再定義したい』

難題を解くため、5月3日から筆を執った。

自分らしさが何かわからず右往左往している人がいる。
自信が持てず、あと一歩を踏み出せない人がいる。
本当の自分探しに没頭し何も行動できない人がいる。

自分らしさを再定義できれば、きっと生きやすくなる。
そんな思いで始めたこの連載。

さて、自分なりの答えが出つつある。
よし完了!なのか、いや中間発表だ!かはわからない。
ただ僕の中ではこのアンサーを持って
”自分らしさ”について考えることをやめようと思う。


自分らしさ”の正体。
それは『いまの自分』である。

過去の自分のなかに見つけるものでも、
ルーツや経験から探すものでもない。
ましてや使命、天命、運命、本当の自分。
これらの単語はまやかし。

いまを生きる自分の姿こそ"自分らしさ"なんだ。

即ち、"自分らしさ”とは日々変化していくものであり、
特定の何かではない。
明日変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。

例えば、小学生と自分と大学生の自分、
社会人の自分をイメージして欲しい。

昔トンネル掘りになりたかった子供が、
石油業界を志し、いまは自分らしさとは何かを考えている。

また、友達が沢山欲しいと思っていた子供が、
素晴らしい女性との出会いを求め、
いまは結婚し家庭を持っている。

これらのシーンには異なる”自分らしさ”が存在し、
その多様な個性はどれも素晴らしいものである。

このように人生のステージや、
大げさではなくたった1つのきっかけで
”自分らしさ”は変化していく。

だから”自分らしさ”を考えるうえでは
過去の成功や実績、失敗に意味はない。

『いま自分に何ができるか』
『いま誰を大切にしたいか』
『いま何がしたくてなぜそう思うのか』
『いま自分にあるカードは何か』
『いま困ったら誰が助けてくれるのか』

”いま”を彩るものはたくさんある。
もちろん良いことも悪いことも。

僕はこれらの”いま”を集約して
”自分らしさ”と呼ぶことにしたいと思う。


過去に向き合うことの意味

では過去に向き合うことは無意味なのか。

もちろんそんなことはない。
素晴らしい思い出や実績、失敗に至るまでが
かけがえのない記憶や記録であり美しいものだ。

僕だって昔の写真を見てニヤニヤすることもあるし、
この前だって大学の卒業論文を久々に見てケラケラ笑っていた。
いまは全く理解できないオールイングリッシュで書かれていたからだ。
自分が書いた文章と思えず、何となく笑ってしまった。
いまの僕からすると、とても”自分らしくなかった”。

このように過去と向き合い、
いまの自分なりの解釈をするのは良いことだと思う。
心のデトックスにもなるし、気持ちを整理できる。

ただ、”自分らしさ”を考えるうえでは、
過去はあまり意味がないと思っているだけだ。


ここで1つ。僕自身の過去との向き合い方を
自戒も含めて書き留めておきたい。

僕は過去に起きた事柄については、
全て自分にとって有益だったと考えるようにしている。

例えば、僕は2012年に実母を胆管癌で亡くしている。
当時はとても悲しい出来事だったが
これも僕にとって有益だったと考えている。

・人としての自立性や責任感を大きく育ててくれた。
・死生観について深く向き合うことができた。
・父となり彼女の育児を非常に参考にしている。
(健康に生きていたら、あまり意識しなかったと思う)
・癌についての知識を学ぶことができた。
・自分や家族が癌になった場合のシミュレーションを立てている。

数えればキリがない。
改めて母には多大な感謝をしている。

進撃の巨人に出てくる『エルヴィン団長』ほどではないが、僕は母を含めた多くの人の骸の上に立って生きている。
いや、生かされているという表現が正しいか。

親の死はとてもデリケートな出来事だけども、
それすら有益だったと捉えるようにしているし、
今後もこの考え方が変わらないことを願っている。

(そもそも死が苦しいのか、気持ちいいかなんて誰も証明できる生者はいないんだ。だからいくら考えて行動したって関心の輪から飛び出ることはない。自分が死ぬ1秒前ですら分からないかもしれない事柄について、あれこれ考えても仕方ないじゃないか)                   
                           27歳のまさお。

忘れてしまいたい過去や、
10年経っても怒りが収まらないような辛い出来事も
捉え方次第でポジティブに変換できる。

自分の成長に繋げられるよう、過去とポジティブに向き合うこと。
これは人生を豊かにするためのコツだと思っている。

※章の最後に僕のメンターであるWolfmanさんの座右の銘を紹介します。

「人生の中で起こるどんな出来事もポジティブな捉え方があり、どんなネガティブな出来事も捉え方次第でプラスに転換することができます。人は誰しも自由。全ては自分自身の捉え方次第なんです。」
                                                                              
                      Wolfmanさんとの会話より


※Wolfmanさんはアラサーからのキャリア再構築コンサルを行っておりますので、興味がある方は覗いてみて下さい。

いまできることを考える


「自分らしさって何だろう」
「本当の自分って何だろう」
「自分の使命って何だろう」

このように考えることは明日からやめよう。
”自分らしさ”とは『いまの自分そのもの』なんだ。
今晩徹夜で答えを見つけても明日には変わってしまう。


いま、自分にはどんなスキルや思いがあって、
どこで、誰のために、誰と一緒に、何ができて、
その結果何が起こるだろうか。

これを考えて行動することが”自分らしい生き方”なんだと思う。


例えば、僕の状況を当てはめてみるとこうなる。


 34年間の個性的な人生経験があり、文章を通じて他者に何かを伝えたいという情熱がある。そして常日頃から疑問に感じていた””自分らしさ”というコトバの再定義について答えが出つつある。
 だからnoteという誰もが作家になることができるプラットフォームの中で、『”自分らしさ”とは何か』と悩み行動できない人に対して、思いや考え方を伝えることができる。
 本テキストを読んで頂いたリスナーさんが1つでも前向きに行動できるようになったら本望だし、その連鎖が世界を豊かにすると信じている。よって、いま自分にできることは文章を書くことだと思い立ち、冷房がない部屋で汗をかきながら1ヶ月半ぶりにキーボードをたたいている。
(そして右手にはミッキーのコップに入った麦茶を常備)

これは素晴らしく自分らしいと思う。

本当の自分はいまの自分以外いないし、
天空の城ラピュタのパズーみたいに、
空から使命が降ってくる確率は宝くじが当たるより低いんだ。


”自分らしさ”を考えることをやめる方法


もし”自分らしさ”とは何かということに悩んでいた方がいれば、内側に向かって考えていた思考のベクトルを外向きにする方法が有用です。

『自分らしさって何だろう』 
→『自分がいまできることって何だろう』

『本当の自分って何だろう』 
→『自分が得意なことは何だろう』

『自分の使命って何だろう』 
→『目の前の仕事に使命感を持つにはどうしたらよいだろう』

このような考え方をするためには”マインドセット”が
重要になってきますので、次の記事で考察していこうと思います。
                        

                     まさお。

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