見出し画像

p.7|経営戦略としての社員大学

社員の力が会社の力

私が設立を目指している「社員大学」は、社員の自主運営による学びとコミュニケーションのプラットフォームです。オンラインサロンに少し似ていて、社内大学よりも企業内サロンという言葉にその位置付けは近いと思います。

この社員大学は、当社の基本理念である「人を大切にする」というところからスタートして、正社員や派遣社員などの区別なく誰もが参加できる平等で自由な場所を目指しています。

ただ、社員大学はこのような理念に基づく以外にも、経営戦略としても非常に重要な役割を持っています。

画像1

私は経営戦略を「競争力を高めるための一連の行為」だと捉えています。ポイントは「競争力を高める」というところにあり、決して売上や利益を増やすための直接的な行為は経営戦略ではないと考えます(こちらは戦術という言葉に近い)。

そして、将来の10年とか20年の長期的視点で考えたとき、その競争力の源泉は「個人の学ぶ力」と「組織の変わる力」になると思っています。当たり前のことではありますが、経営環境が絶えず変化していく世界では、組織にも変化することが求められます。また組織が環境に合わせて変わるためには、まず個人が学び変わる力があることが大前提になると思います(中途採用などにより解決できる部分も多少はあります)。

そこで、私は「個人の学ぶ力」を通じた「組織の変わる力」を養うための戦略的選択として「社員大学」の設立を目指しているという側面もあります。社員が好奇心に従い自主的に学ぶ環境がしっかり整えられれば、結果として組織は時代に先駆けて自ら変わっていけるようになると思います。

楽しいとか、ワクワクするとか、遊び心とか、そんな社員の好奇心を大切にしながら、この「社員大学」という場を会社としても大真面目にサポートしていければと思います。

※社員大学は、経営戦略に関する学術的な裏付けもある取り組みです。組織能力(競争力の源泉)にどんどん投資していきたいと思います。野中先生と藤本先生の影響も大きく受けています。

以上

大好きな柿ピーに使わせていただきます✨