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#(立場は異なるが)私は石破茂を支持したい【雑文 原稿用紙二枚】

 大統領制でない以上、この雑文は無意味であることはわかっているけれども、が、言いたい。

 (反自民の私としては)立場は異なるけれど、「政治家」石破茂は評価している。シンパシーさえ感じている。ちょっと眼付が良くないけども、(過日書いた)都のリーダーとか、今回の総裁選で有望視されている方の眼の「冷たさ」はない(眼はひとをあらわすと信じている)。
 「桜を見る会」が大問題視されていたあと、今年の二月の「文芸春秋 三月号」に石破茂の原稿用紙十枚くらいの論文が掲載されていた。

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 彼は、論文では、立場上安倍総理に直接的な批判は避けているが、現象面として「官僚の劣化」を問題頻発の原因としてあげている。彼はよく、歴史とくに戦時中の政治家、官僚、メディアなどを引き合いに出すが、受験秀才のエリートの弱点として、東条英機を、今の官僚をとらえている。近視眼的になりがちという。
 そして、安倍総理には、「耳が痛いことを言ってくれる人」を大切にすること、「こんな人たち」にも誠心誠意説明すること、「率直に丁寧に謝る」こと、などを「諫言」している。

 とくに最後の「謝罪する」姿勢が安倍総理にあったら(だれでも間違いはあるのだから)、「モリカケ」「桜」など一連の問題は大きくならなかっただろうし、私も「アベ政治を許さない」Tシャツを作らなかった。さらに、憲法改正問題についても反対してはいなかった。この点は、二〇一八年五月二二日の朝日新聞「声」に投稿した際にも書いている。
https://note.com/masao0927/n/n03fe440b71c5

 彼は、このような論文を書くことが、ポスト安倍レースには不利になるということを承知している。が、この姿勢こそが「政治屋」ではなく、政治家であると思う。
 私は反自民であるので、石破茂には次期リーダーになってほしくない。自民党が(少しだけ)真っ当な党になってしまうから(幸か不幸か、そうならないようだが)。
 最後に、立場を超えて言いたい。政治家は誠実であること、これが必要最低限の資質と思う。が、与党には極めて少なくなったようだ。

 (今日のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」に石破茂が出演していて、コロナ禍対策をはじめ、彼の姿勢を観て、さらに強く思った。憲法九条改悪、国家主義的な憲法条文案の内容を変えてくれれば、野党に欲しいリーダーとさえ思う)


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