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北千住に暮らし始めて7周年 千住暮らしについて振り返ってみた


なぜ北千住?

北千住に自宅を構えてからちょうど丸7年が経ちました。実家を18歳で離れてからこれまで同じ場所にここまで長く住んだことはありませんでした。
そもそもなぜ北千住に住んだんだっけ?って今更ながら思い出してみました。当時色んな要因が重なって選んだ街ですが、結果的に最高の場所だったと思います!

アクセス

住まいに北千住を選んだ一番の理由は間違いなくアクセスの良さがあったと思います。当時は父親の介護も落ち着いてきたタイミング。今後のことも考えると茨城へのアクセスは必須だな〜と考えていました。実家がある水戸への移動を考慮して常磐線縛りでその界隈の物件を探していました(南流山とか柏とかその辺り)。
その状況に加えて、東京にはまだ住んだことも働いたこともない自分がなぜか急に「東京で働きたいなー」ってこじらせた当時31歳の頃。ネガティブな理由に対して自分の自己実現を覆いかぶせる力技で北千住を選びました。
北千住は常磐線はもちろんのこと日比谷線千代田線も通っていて、しかも東武線つくばエクスプレスまで通っていてめちゃ便利。ちなみに住んでから気づいたのは京成線(京成牛田駅)も利用できて、京成線と北総線もすんなり利用できちゃう。そんな素晴らしい立地にあるのが我が北千住でございます。

下町・商店街のある暮らし

もう一つの理由としては、商店街がある下町らしい暮らしをしたかったということ。北千住に住む直前は今や大人気の流山おおたかの森に住んでいました。便利だしきれいな街なんだけど、個人的にはいまいちでした(※あくまで個人の見解です)。
住んでいる時に近所やお店の人と会話をした記憶がほとんどない。決してドライな街という訳ではないし、北千住(下町×戸建て×購入)に対して流山おおたかの森(新興住宅地×アパート×賃貸)というような変数で差が出た気もします。なので、戸建てやマンションを買って住んでいたら全く違ったと思いますが。そんなことを思いながら北千住に乗り込んできたので、地域の方々のコミュ力に驚き、一気に北千住推しになりました。八百屋さんや個人経営の飲食店など、店主と会話しながら買い物や食事ができるというのは本当に素晴らしい暮らしだと実感しています。

居酒屋・飲み屋街

そして3つ目はお酒が好きな自分にとって最高の環境だったということです。美味しくてしかもリーズナブルな飲食店も多いし、個人で開業されているお店が多くてカラーも千差万別。商店街のメインストリートはさすがにチェーン店が多いですが、一本路地を入ればオシャレで雰囲気が良いお店が立ち並んでいます。お店としては小規模なサイズの大きさなのと、路地を入れば地価も下がり家賃も比較的安くなるということで、個人でも開業しやすいということも要因として挙げられると思います。
実際、今の自宅を見つけたのは当時オープンしたばかりの人気のクラフトビール屋さん さかづきBrewing を目当てに北千住を散策。女性の醸造家さんのお店でクラフトビールを飲みながら街歩きをしよう!という目的でふらっと散策にきていました。なので、それがなければ北千住にもご縁がなかった訳でいつも勝手に感謝をしています。

さかづきBrewing
北千住の”じゃない方”東口エリアでも十分お酒も食事も楽しめちゃいます!

セルフリノベーション

我が家はほとんどをDIYでリノベーションした個性的なお家になっています(笑)当時は一級建築士の資格を取ったばかり&当時の仕事(国立大学職員)にずっとモヤモヤしていて、その鬱憤をDIYのスキルを身につけて晴らすという荒業を成し遂げました。南千住のホームセンターに買い出しに度々お店を訪れていました。トラックを借りたり配送も何度もお願いをしていたので、ほぼ毎日通っていたような気がします。
当時は勢いそのままに3ヶ月もあれば十分、と息を巻いていましたが100%不可能。爆死しました。その節は家族への謝罪とお詫びに明け暮れましたが、前に突き進まなければ何も始まりません。途中から上手に開き直ることができ、7年経つ今でも試行錯誤しています。
※セルフリノベーションした過去は別で記録します。

解体中
工事中
アフター

子育ての始まり

長女誕生

物件を購入したのが2016年12月。当時は妻が妊娠5ヶ月くらい。お腹が大きくなり服の上からでも分かるような状態でした。そのタイミングでセルフリノベーションを開始。それから半年後の2017年5月に待望の長女が誕生しましたが、無事に娘を迎え入れるまでには自宅はまだまだ完成しておらず、あちこち作業をしながらの日々が続きました。長女が生まれてから3ヶ月後、ようやく北千住の自宅に初めて来た日にキッチンの水道が使えるような状態だったのを鮮明に覚えています…笑
もうすぐ小学生。あっという間すぎて書きながら震えています。

どうにか住めるようになった家に長女ようやく初登場(誕生から3か月後)

次女誕生


長女誕生から3年後には次女が誕生しました。2020年4月16日。この日は全国に緊急事態宣言が発出されたコロナ禍真っ只中のタイミングでした。誕生した我が子に会いに行こうと外出もほぼコンビニのみの生活にとどめていましたが、「東京にいるお父さんは絶対に病院には来ないでください」と病院からの指示。身内くらい「来ちゃっていいんじゃない?」みたいな声掛けをしてくれるかと期待していましたが全員が大反対…。結局初めて対面したのは生まれてから3ヶ月後の7月上旬でした。
そして、妻とも長女とも全く会えていなかったので、久しぶりに会う長女はどこかよそよそしくて声もちょっと変わっていて会えなかった時の長さを痛感。コロナ禍ならではの次女誕生のエピソードでした。


暮らしやすい環境

自分が住むのは北千住の東口エリアで、飲み屋街が多い西口に対してメインの商店街を中心に比較的落ち着いた住宅地が広がっています。荒川と隅田川に挟まれていて、日光街道(国道4号)と墨堤通りという幹線道路の内側に北千住のメインのエリアが存在しています。駅にはマルイやルミネなど大型商業施設もあり、エリア内で生活のほとんどが完結できます。昔テレビで観たような下町感のある暮らし。同じ生活圏に近所の友人家族たちもいるので、商店街ですれ違ったり同じお店で食事をしようと思ったらバッタリ会ったりと…車社会では味わえない下町らしい魅力です。

買い物

東口エリアのメインストリートである旭町商店街にある「スーパーたなか」といういかにも下町っぽいスーパーが行きつけ。他にも八百屋さんで野菜やデザートのフルーツやお肉屋さんでからあげを買ったりお惣菜も十分揃うので、料理の手間も省けます。しかも安い!「北千住に住むと冷蔵庫が小さくて済む」(←もっと分かりやすいたとえだったはず)という比喩もあるくらい、商店街の色んなところでお惣菜が買えるので本当に便利。
保育園に子供をお迎えに行った帰りに商店街に立ち寄って一緒に今日の夕飯のおかずを選びにいくのも日常になっています。水やお茶・日用品はAmazonで調達していて、商店街での買い物とうまく棲み分けをしています。

病院

歩いて3〜4分のところに家族でお世話になっている病院があります。「はせがわこどもファミリークリニック」。大人気の病院で予約を取るのが本当に大変。7時と14時に午前・午後の枠をにオンラインで予約するのですが、秒で予約が埋まります。通っている保育園の健康診断も委託を受けている先生なので、コミュニケーションもばっちり。子供だけでなく自分も妻もかかりつけなので花粉症の時期やインフルエンザの予防接種などもすべてこちらの病院でお世話になっています。歯医者や皮膚科もどんどん開業していて、医療サービスも困ることもなさそうです。

遊びにいくところ

千住で暮らし始めた当初はベビーカーを押して徒歩や電車での移動をしていましたが、仕事の関係もあり自家用車を取得(都会で車を維持するのは本当に大変ですが)。電車と車ではアクセスしやすいスポットが全く異なり、日常の幅が大きく広がりました。

徒歩・自転車で遊びにいく

北千住の東口エリアには子供たちが遊べる児童公園が3か所くらい。歩いて10分圏内なので子供たちの気分によって遊ぶ場所を決めています(はしごをする事も多い)。駅ビルのマルイまでは徒歩約10分。ゲームセンターがあり親としては渋い顔にはなりますが、時々遊びに行っています。
天気が良い日には自転車で隅田川を下って浅草やスカイツリー、蔵前のエリアまで足を運びます。隅田川沿いの堤防や土手は景色も良くて晴れた日はロケーションも◎。スカイツリーや東武線の高架下の商業施設東京ミズマチなど整備された水辺の景色は昼も夜も素晴らしい環境です。

東京ミズマチ・隅田公園

電車で遊びにいく

5路線(+京成線)が利用できるので、都心に足を運ぶのは日比谷線や千代田線を利用。仕事の打合せや会食、妻の通勤も直通か一本乗り換えればどこにでも行けます。 千代田線は御茶ノ水や日比谷、小田急線に乗り入れして下北沢まで一本で行けるので、買い物や散歩など非常に便利だし日比谷線に比べて速くて快適。
つくばエクスプレス(TX)では下って流山おおたかの森の商業施設(駅直結)へ行ったり、TX浅草駅ははなやしきとホッピー通りのすぐそば。年に数回ははなやしきとホッピー通りで遊園地と飲んだりの出入りをしながら遊んでいます。合羽橋道具街もすぐそばなので散歩をしながら調理器具や食器を見るのも楽しいですね。

はなやしき で風船をもらう娘たち

車で遊びにいく

北千住は湾岸エリアへのアクセスがしやすく土日はお台場や豊洲方面まで車で20分程度。ディズニーランドやシーも20〜25分程度。お台場は駐車場も多く、屋内のアスレチックスペースもあるので子供たちは大興奮。
ウォーターズ竹芝という船着き場を整備した公園では外でお酒を飲みながら(※妻運転)子供たちと広場で遊んでいます。お隣のアトレ竹芝では劇団四季がミュージカルをやっていて、先日は妻と子供たちだけで「アナ雪」を観てきたそう。
錦糸町にあるオリナスや西新井のアリオ、南千住のLaLaテラスなど大きめのショッピングセンターは駐車場も充実しているので買い物も便利。時々映画を観たり家族で時間を過ごすにはちょうど良いです。
日本橋エリアは日曜になるとパーキングが無料になることもあって、車を日本橋に駐めてそこから電車で移動するといったパークアンドライドも便利。
子供(6歳と3歳)がいると車での移動がストレスもなく快適で、雨の日の保育園の送迎もできるのでQOLはバク上がりです。(ただしお金がかかってしょうがない)

ウォーターズ竹芝


こんな感じで北千住での暮らしを満喫しています。今日で丸7年とあっという間でしたが地域の中での信頼関係やコミュニティもできていて、これから娘が小学校に上ってさらに楽しくなりそう。二地域居住先である大子町との行き来をしながら自分たちらしい暮らしを充実させていければと思います!

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