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目立たない人でも不思議と人が集まる

"言っていることよりやっていること"を体現している人に人が集まる。
わたしがコーチングを受けていた時に教えてもらった言葉です。

それっていったいどういうこと?
というのをわたしの体験も踏まえて話していこうと思います。



結論

”誰に見られるわけでもなく、自分がそうしたいからと決めて他人に喜ばれる行動ができる人”には人が集まります。


目立つことだけが正解ではない


わたしは人と会う時に話す方ではないし、笑顔で頷くだけでいることが多いです。


輪の中心になるのは明るい性格の人たちで、その人を中心に人が集まっているのをいつも羨ましく思っていました。

ただ、そうは言っても沢山の人でなくていいから自分が「好きだな、一緒にいたいな、大切な友達だな」と思える人からは好かれたいと思っていました。

そのことをコーチに話すと、「目立つことだけが正解じゃないよ」と言ってもらいました。
わたしはそれを聴いて「そうは言ってもムードメーカーの人に、目立つ人に人が集まりますよね?」と内心思いながら過ごしていました。

どんな人が集まっている?


人の周りにはどんな人が集まっているのかを日々過ごす中で見てきました。

クラスで目立つ人には目立つ人たちが集まり、フッ軽の人にはフッ軽な人が集まっている。


仕事が出来る人、肩書きがある人には出世したい、自分もその肩書きが欲しい、地位を上げたいという人が集まり、ともに同じものを目指して成長し合う人たちもいれば、上司などから肩書きが取れた途端に連絡を取らなくなる人もいました。

表面的に着飾る人には表面的にしか見れない人が集まり、その人に集まっているのではなく、着飾っているものに人が集まっていました。ものごとの本質ではなく、情報に振り回されていることも多いなと思いました。

目の前の人に愛情を持って接している人には優しい人たちが集まり、長く続く関係性を育んでいる。

言っていることよりやっている人


「何でも力になるから言って」と口で言うのは簡単ですが、いざ地味な仕事を振るとやる人は少なかったりするのです。


よくあるのが目立つポジション、人から褒められやすい、感謝されやすい仕事はやる。誰にも見られない、評価もされない仕事や雑務は一時的にはやるが続かないという人もみてきました。

一方で目立たないけれど見えないところで、そつなく雑務をやってくれている人を目にしました。

会計士をしている友達なのですが、口数が多いわけでもなく基本ニコニコしていて頷いて話しを聴いてくれている静かな人です。


ある日、旅行の計画などを友達としていると「あれ行きたい、ここ行きたい」と色々と意見が飛び交う中、自分の意見を言うでもなく調べてくれていたり、
場所が決まった後の車や宿の予約、時間の目安まで全部調べてくれていたりするのです。

とくに誇示するでもなく、あまりにも自然過ぎて気づいたらこちらは楽しむだけなんてことが日常なのです。

誰もが心の中では褒められたいという欲求がある中、それを出すでもなく、当たり前のように他人のために誰に見られるでもなく、行動している姿に、人が自然と集まっている。気づけばどこに行っても彼が誘われているという状況を目にしています。

目立たなくたって他人は意外と見てくれている


飲み会の帰り際、お店の人が片付けやすいようにとお皿を重ねてまとめておいたり、
ふと見た時に元気なさそうだなと思った友達にそっと声をかけてみたり、
面倒な雑務を率先してやってみたり。

ほんの少し「他人が面倒くさいと思うだろうな」と思うものを引き取る習慣を続けてみました。

すると少しずつですが、そこに気付ける周りのことを気にかけるような優しい人たちが自然と集まってくるようになりました。

目立つだけがすべてじゃない


体験が伴ってきてようやく少しずつコーチに言われた"言っていることよりやっていること"がわかってきた気がします。
人の普段の行動を見続けていれば明らかです。


もちろん、声が通るやカリスマ性があって目立つという人は素敵な個性であり尊敬しています。

しかしながら、目立たなくても素敵な人が集まってくるのならそれも個性であり素敵じゃないかと今では思います。

見返りを求める欲求の扱い方はまた別の記事に書こうかと思いますが、欲求を上手く扱い、目立たなくても周りから喜ばれることを行動し続けていくことで、そこに気付いてくれる優しい人がきっと声をかけてくれるはずです。

きっと誰かがあなたの行動を見てくれています。

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