投資を2016年からやってみて感じたこと⑤ 〜配当金投資:マネーマシン編part1〜

ここまでを通して個別株投資や優待投資を行なってきた中で、こういう投資では他の人は上手に出来たとしても自分のように能力が低い者としては安定した資産運用なんてできないと思い試行錯誤していたところ、【マネーマシン】を作るという動画を見た事が、その後の投資を行う上で大きなきっかけとなりました。

【マネーマシン】つまり[お金を生み出す機械]を作るという方法がある事に、衝撃を受けました。

そのマネーマシンを作るに当たって覚えておくべき事が利率の現状や複利の力というもの。
私は普段、利息というものはほぼ考える事なく生きてきました。
親の教育方針として「借金だけはするな。買うなら一括で払え」という考えの親で、親自身も車や家は全て一括で買っていたので、何をするにも借金はしないというのが体に染み付いていました。
なのでよくリボ払いで破滅する人とか、借金で利息だけ払って元本が減らないというような話は聞いたとしても別の世界の話だったので世の中の利息についての事はほとんどわかっていませんでした。超低金利で意味がないレベルの利息くらいの認識です。
ですからお金を借りた場合の利息は何%なの?といった質問をされたとしても、例えば「21〜28%は取られるんだよー」と言われたとしても、ー「へーそうなんだー」位にしか思わなかったと思います。もっともらしい数字に見えますし。
ですがご存知の通りこの21〜28%はめっちゃ高いですよね。てゆうか違法の金利です。ちなみに書いておくと、日本貸金業協会というものがあって、そこの説明によると10万円未満は年利上限20%、10万円以上100万円未満は年利上限18%、
100万円以上は年利上限15%と法律で決まっているという説明がなされています。
これは借金した側の利率です。
では一例としてお金を預けている【ゆうちょ】の普通預金の利率はというと0.001%と恐ろしく低い金利。100万円預けて10円しか貰えないと思いきや!この10円からさらに税金がかかるという鬼畜の所業。
結果税引き後受け取り額は9円!!!
何という意味のない低金利…orz
普通預金というのは100万円で年間9円を生み出すマネーマシン…という事です。
複利運用しても10年で約100円の話なのでカフェでコーヒーも買えません。
もしこれが借金する方の利率、100万円で年利上限15%だとどうなるのかというと、1年で利息が15万円にもなります!
ゆうちょの利息を年10円で計算したとすれば15000倍です!
これは冷静に考えると恐ろしい事態に直面していると言わざるを得ません。
以前はゆうちょ銀行でも4.8%時代があったようです。他の銀行も調べてみると、バブル期には6%とか私が生まれる前は8%なんていう時代もあったようです。
100万円が1年で6〜8万円になっていた時代もあったというのは驚きです。
これなら立派なマネーマシンと言えるでしょう。
1000万円預けていれば年間で60万円〜80万円位(税は考慮せず)入ってくるわけですからから。
こうした利率の知識を踏まえて考えたときに、では今の時代に年利4〜6%位の利息を払ってくれるような制度が何かあるのだろうか?と考えるどうでしょうか。国債でも税引きを考慮に入れないとして大体0.05%で、0.001%の普通預金よりは多少全然マシですが、それでもマネーマシンというにはおこがましいところ。
どちらかといえば資産の保全に近い立ち位置と考えます。
では他にはないのかと考えたときに姿を現してくるのが配当金や分配金というものです。
以前の私が侮っていた配当金、分配金というものがマネーマシンを作る上での鍵になってくるのが明らかになってきました。
配当金・分配金・利息。これらはインカムゲインに該当します。
マネーマシンとはインカムゲインによる収益を生み出すマシンであるということを動画や本などを読んで徐々に理解して行きました。
では配当金の利回りってどんな感じだろうと調べてゆくと、かなり%にばらつきがあります。
例えば最近の有名企業の配当利回りをいくつか見てみると次の通り

トヨタ自動車の予想配当利回り2.52%
NTTの予想配当利回り3.15%
ソフトバンクの予想配当利回り5.87%
日本製鉄の予想配当利回り6.59%
ENEOSの予想配当利回り4.09%
マクドナルドの予想配当利回り0.78%
イオンの予想配当利回り1.61%
ツルハホールディングスの予想配当利回り2.59%
セブン&アイ・ホールディングスの予想配当利回り1.99%
商船三井の予想配当利回り11.3%(高配当株の現在のTOP1)
2022年6月18日現在の予想配当利回り

配当金投資をするに当たって大体2〜5%台が一般的な配当利回りと見られます。
では配当金が多い会社ならそこだけの会社の株を買えばいいのかというとそういうわけでもないのが投資の難しいところ。
会社の経営陣の考え方次第で配当の考えも違ってくるからです。
例えば配当は出さずに利益は全て企業内の設備投資に回して企業自体を成長させる事によって株価を上げて株主に報いるという場合、売却益で利益還元するという会社もあれば、十分企業が成長しているのであとは増益分を株主に配当金として還元することで長期保有していただくという考えの経営を行っている会社もあります。例えば前者であればAmazonですとか、後者であればコカコーラ等。
あとは会社が潰れそうでやばいのでとりあえず配当金増やすから株売らないでという理由で配当金を増やす会社もあります。
なので配当が高ければ優良というわけではないことは覚えておいて損はないでしょう。
投資する会社がどういう理念や経営方針で配当金を出しているのかを調べる事が大切になってきます。
ちなみに配当金には税金がかかり内訳は下記の通り。
所得税・復興特別所得税で15.315%と住民税5%の合計20.315%
100万円で3%の配当金を受け取った場合30000円−6040.5円=23959.5円
約2万4000円弱という受け取りになります。
銀行の0.001%の時のことを思い出してみてください。
100万円で利息9円を考えた時にその差は歴然です。
これを複利で運用してゆくことでマネーマシンが大きくなって行きます。

100万円を複利で3%運用を10年続けたら上記のようになりました。

この計算のサイトはke!sanというサイトで計算したものです。
面倒な複利計算が簡単に出来るサイトがあるので助かります。m(_ _)m
この表を見てわかるように単利ではなく、複利計算になっているのが配当金投資の重要なポイントです。配当金を受け取ったらそれを浪費に使うのではなく、
配当を生み出す資産をさらに購入するための資金として資産に加えて行くことで、雪だるまを作るかのように複利が徐々に効いてきます。
複利の力が思った以上にすごいことを示すこんな問題があります。

1日1円、2日目に2円、3日目に4円、4日目に8円、5日目に16円と増やして行くと、1か月後の31日目にいくらになっているかという有名な話があります。
電卓で試してみればわかりますが、何と10億7374万1824円になります!

複利の力は時間が経つほどにどんどん規模が大きくなって行くのです。
資産がすでにたくさんある方はマネーマシンをすぐにでも作れるでしょうが、
これから少しづつでもマネーマシンを作ろうと思っておられる方であれば、
10年・20年・30年以上の長期を視野に入れてマネーマシンを大きくして行く心構えが大切です。
ですがこれは性格がすごく関係してくると思います。
そんなに気長に待てない。デイトレで爆速で億稼ぎたいという人もいるでしょうが、投資の世界では超有名なウォーレンバフェット氏は「急いで金持ちになろうとしてはいけない」と経験を述べています。
長期の視点にたって長い目線で資産運用を継続して行くなら気がつくと普通預金の金利とは比べ物にならない額の配当金が入ってくるのを経験出来るでしょう。

マネーマシンに関しては普段より書くことが多くなるので、分けて書きたいと思います。
次回はマネーマシンの具体的な作り方について書いてゆこうかなと思います。

次回「配当金投資:マネーマシン編part2」


【今週のまさにー】昨日趣味の将棋をネットで指していたところ、面白い局面になりました。攻めるか受けるか1分44秒ほど考えて決断しました。
将棋が指せるあなたでしたらどう指しますか?

受けるか攻めるか結構考えた局面

※当方が後手番なので符号は通常と逆になります。
3七銀打
4九玉
4八銀打
5八玉
5七桂成
6九玉
6八銀打
同 金
同 成桂
同 玉
8六角
7九玉
8七桂打
8九玉
9九桂成
同 玉
7七角成
8八銀打
9七香打
投了

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