投資を2016年からやってみて感じたこと⑥ 〜配当金投資:マネーマシン編part2〜

「卵は一つのカゴに盛るな」という証券用語があります。
卵を一つのカゴに盛っていると何かのきっかけでそれを落としてしまった場合、全てが台無しになる。だから卵を盛るときはカゴを分けておいた方が、万が一何か不測の事態が起きて一つのカゴを落としてしまった時にも、他のカゴに入れてある卵は無事なので、リスクを分散することができるという教えです。

これは株式投資にも当てはまることで、一つの個別銘柄に資産を集中させておくと、その会社が不祥事を起こした場合、一気に株価が暴落して大損することになってしまいます。
そのため、高配当銘柄だからという理由だけで、高配当株一つに投資をしていると万が一なにか◯◯ショックというような事態が起きた際に対応できなくなる場合がある事を忘れないようにすべきでしょう。

2000年以降世界情勢は目まぐるしく変わり株式市場においても大暴落をもたらす色々な出来事がありました。
9.11の同時多発テロ・ライブドアショック・リーマンショック・東日本大震災・
コロナショック等、株価が大きく下落する場面が何度も訪れています。
そして今この記事を書いているときも、日本株や米国株を含めて大きく乱高下しているので含み損を抱えておられる方も多いのではないでしょうか?
こうしたことも踏まえて、資産は分散させるのが大切であることが分かります。

一応覚えておきたい基本情報として、一般的に株価に影響する景気と上がりやすい分野と言われているのは次の通り

好況 サービス業
後退 エネルギー
不況 生活必需品
回復 ハイテク・バイオ

自分の持株がどういったセクターで構成されているのかを分析して分散させておけばリスク分散になるので、今一度持株のチェックをしてリバランシングしてみることが大切である事を知りました。

今までは基本的にはSBI証券と楽天証券で日本株の取引だけをしていたのですが、ただ証券会社が二つあっても意味がない感じがしたので、楽天証券では米国株を購入してみる事に。
かといって米国株にどんな種類があるのかもよくわからなかったのでとりあえず有名どころのAppleとコカコーラの株を購入。利回りは高くないですが成長企業と熟成企業なので試しに購入してみたところ、こちらは今でもプラスで推移しています。
日本株の配当金には20.315%の税金がかかりますが米国株の配当金に関しては、それに加えて米国で10%が追加で課税されるので、二重課税状態になりますから確定申告で取り戻すことはしなければ損します。
確定申告の分、面倒ですが日本株と配当金にかかる税金に関しては日本株の方に軍配が上がりますが、米国株を比べてみると成長の力と配当金に対する考え方の点で米国株の方が強いのを感じます。私の取引の今までの体験では日本株はよく含み損を出しますが、米国株の方は常にプラス推移していることからやはり米国株は日本株よりも成長面や規模面で力強いという体感が得られます。
さらには米国株は1株から購入できるのもとても大きな魅力の一つと感じます。

何にせよ、まずは失敗を恐れずに一歩踏み出して体験してみる事が、その世界を知る上での近道である事を身をもって経験しました。
英語がわからなくても投資は簡単にできるので大丈夫です!

ただ本を読んだり動画を見ているだけではこうした深い知識を得ることも経験を得ることもなかったと思いますし、一歩踏み出してみて見識が広くなったのは、間違いないです。

米国株は分散投資を非常に細かく出来ますし、1株でもきちんと配当金が入金される事に加えて、米国株は年に4回配当金を出す会社が結構あるのも配当金投資をする楽しみが出てきます。
日本株は年1回か2回の配当金支払いなのでどちらかといえばたまに出るボーナスのイメージです。
反対に米国株は給与のイメージがあって、配当月が3・6・9・12月というのパターンと2・5・8・11月の配当、1・4・7・10月という配当月の銘柄があるので、 これをバランスよく保有していれば毎月配当金収入が入ってきます。

配当金投資の魅力としてはキャピタルゲインがマイナスでも配当金を吐き出してくれる事と、キャピタルゲインがプラスであれば売却益でも利益が出るというのが自分の心の安定に繋がりました。

配当株が購入額より安くなったとすれば、それは買い増しするチャンスなので歓迎出来るし、買値よりも高くなれば売却益で利益が出るのでこれまた歓迎出来るというのが魅力の一つとなっています。
繰り返しになりますが米国株は1株購入可能なので細かく様子を見ながら投資ができるので丁寧な投資ができる印象です。
しかも日本株と比べると米国株は株主に対する配当の意識が高いので、
最近はメインの配当金投資として米国株を選択しております。

ただもっとリスクを抑えるためにも色々な株に分散したセット物のような株もあります。色々な種類のインデックスファンドとかETFというものがありますが、私がメインとしているのはSPYDという 高配当ETFです。
S&P500の中の高配当銘柄約80社で構成されるETFで、分散がしっかりできることと、米国の優良企業の中から選ばれた上位80社という事、そして経費率も0.07%と低いので、こちらをメインに配当金投資を行なっています。
高配当ETFで有名なものとしてはVYMやHDVというものありますが詳しく掘り下げると別の記事で一本作れてしまうので、今回は簡単にふれておくだけにとどめたいと思いますが、VYMは約400銘柄に分散投資しているためSPYDよりさらに分散投資出来ていること、HDVは高配当で財務健全性が高い銘柄で揃えているという特徴がある事だけふれておきたいと思います。
私の考えとしてはSPYDでも80銘柄あるので十分分散投資されているため、
個人的にはこちらのSPYDをメインに計画的に買い増しを続けております。
そして配当金はドルで入金されてくるので、それが貯まったらさらに株を買う事でマネーマシンを大きくして行く事ができます。

ポートフォリオについても組み方は人それぞれだと思いますが、以前と比べるとかなりポートフォリオにも変化が生まれてきました。
投資を始めた当初は日本株100%でしたが、今では日本株・米国株・暗号資産といった具合に分散するようになっています。
投資慣れしている人ですと、あれ?債権は?と言われる方もおられるかもしれませんが、まだ仕事もしているのでもう少しリスクを取っても大丈夫という判断から債権はまだポートフォリオに組み入れておりません。
こればかりは人それぞれポートフォリオは違います。
ある書籍では株式投資60%、債権40%で、株式の中でもさらに分散投資をおすすめする方もいれば、1億貯まるまではとにかくリスクを取っても早くFIREして複利の力を活用せよという書籍もあります。
色々書籍や動画、自分の投資体験を踏まえて今現在の私のマネーマシンのポートフォリオとしてはこんな感じです。

今のマネーマシン概要

まだマネーマシン作成中ですが今後は米国株の比率が増えて行くでしょう。
あと考えているのが現金の保有状況に関して。
円安が異常に進んでいるので日本円の価値の目減りが激しくなっている事に危機感を覚えています。
なるべく現金を別の資産に変えたいと思いつつも、さらに分散した形で投資したいところではあります。
少し金投資について考えてもみましたが、最高値を更新してまだ高値水準にあるので、タイミングが難しいところ。
あとは意外と将棋駒も価値の保存という意味においては対象になるかもと考えております。
え?将棋駒?なんで?と思われるかもしれませんが、将棋駒にも色々ありまして、「本黄楊の盛り上げ駒」という将棋駒にはメープルリーフ金貨1オンスよりも価値が高い物がザラにあります。(30万円以上)

ではこの辺でそろそろまとめて行きたいと思います。
私が作成中のマネーマシンの作り方としては、米国高配当ETFをドルコスト平均法(毎月同じ月に定額を買い続ける手法)で長期の積立投資を行い、配当金が出てきたら浪費ではなく、その配当金でまた米国株を購入しながら雪だるま式に増やして行く。リスクの分散のために日本株も今まで買ってきた銘柄がSBI証券に入っているので、こちらは今後の入金はせずに日本円の配当金があれば貯めて行き、キャピタルゲインがプラスになれば売却してまた次のチャンスを待ちながら運用。現金は1年分くらいの生活資金を確保しておいてその後は株式か現物資産などで分散投資をする。
確定申告は忘れずに行って還付分も再投資する。といった感じです。
もう少し細かくやっている事があるのでそれは別の記事で補足したいと思います。

次の記事ではその細かい取引について記述したいと思います。

次回「まさにーの株の運用方法について」

調べてみたところ下記のモッピーを登録してSBI証券と楽天証券の口座開設すると、SBI証券では9000ポイント、楽天証券では7000ポイントがもらえます。
1ポイント1円で電子マネーなどに交換できるので1万6000円を稼げます。
こうしたポイ活制度を活用して投資資金に回しながらマネーマシンの規模を大きくして行くのが効果的と考えます。
実際に時間が経つほど複利の効果が働いてくるのでお試しあれ。

個人的にはモッピーが一番使いやすかった

※ 投資は自己責任で

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