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(1分読み)ユニバーサルデザイン(UD)の教科書124 超UDとは?
超UDとは?
はじめに
まだ答えは見つからないものの、一つの方向性として、現代社会における技術の進展は、個々人のニーズに合わせたパーソナライズの可能性を日々拡大していると感じます。
そこで、超UD(ユニバーサルデザイン)は、このパーソナライズされたアプローチを取り入れ、より多様で包摂的な世界を目指すことができると考えます。
ここでは、個々人の特性に寄り添ったデザインが、どのようにして全体の利便性とアクセシビリティを高めるかを、妄想と現実性を交えて探求していきます。
以下はユニバーサルデザイン7原則に基づいた妄想アイデアの一部となります。
❶誰にでも公平に利用できる
1. 感情認識公共施設:
建物が、訪問者の表情や体温を読み取り、気分に合わせて照明や音楽を調整する施設。
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2. マルチリンガル自動翻訳ドローン:
空中を飛びながら、異なる言語を話す人々の会話をリアルタイムで翻訳する機械。
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3. アクセシビリティ調整衣類:
その人の身体的なニーズに基づいて、自動でサイズや形状が変わる衣類を即時提供。
❷使う上で自由度が高い
1. カスタマイズ可能な気象コントロールデバイス:
個人の好みに応じて、小規模な気象を制御(雨や風の強さ調整など)する装置。
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2. 思考操作インターフェース:
使いたい機能やアプリを思い浮かべるだけで操作できる、人間の脳に寄り添うデバイス。
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3. 調節可能な透明度の建物:
個々のプライバシーのニーズに合わせて、壁の透明度を調整可能な建築設計。
❸使い方が直感的ですぐわかる
1. 直感的操作のホログラムデバイス:
ジェスチャーや視線の動きだけで、直感的な操作が可能な、ホログラフィックインターフェース。
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2. 感情ベースのアプリケーション:
ユーザーの感情を瞬時に感知し、必要な機能だけを自動的に提示するアプリシステム。
3. バイオフィードバック学習ツール:
一人ひとりのユーザーの理解度に合わせて、学習内容を即座に調整する教育ツール。
❹必要な情報がすぐに理解できる
1. 個人化情報フィルタリングメガネ:
眼鏡を通して見る世界が、重要な情報のみを強調表示できるメガネ。
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2. コンテキスト認識型インフォグラフィック:
周囲の人々の思考・行動・ニーズに応じて、情報をタイムリーに自動調整するディスプレイ。
3. ユーザー中心の動的情報システム:
興味や必要に基づき、リアルタイムで情報を提供できる、個々人の日常生活に精度高く合った情報システム。
❺うっかり失敗や危険につながらない
1. 予測型事故防止システム:
社会やパーソナルな情報を元に、個々人の生活上の危険性を事前に予測し、自動で安全対策を講じる家庭用システム。
2. 自動調整安全道具:
ユーザーのスキルレベルに応じて、使用者のリスクを最小限に抑えてくれる作業道具。
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3. バーチャルリアリティ安全トレーニング:
職場でのリスクのある状況を、バーチャルで体験し、安全意識を高めるトレーニング装置。
❻少ない力でも楽に使用できる
1. 重力制御家具:
重力を調整して、物体の重さを変えることができる家具。軽い力で家具を動かしたり持ち上げたりできることで、重力の制約から解放。
2. 自動調節型ウェアラブル:
体の動きに合わせて、筋肉の動きをサポートし、力仕事を容易にするウェアラブル装置。
3. アダプティブ環境インタラクション:
環境が、ユーザーの動きや力のレベルを検出し、ドアの開閉や電気の調整などを自動化。移動を円滑にするシステム。
❼アクセスしやすいスペースと大きさが確保されている
1. 変形可能なモジュラースペース:
必要に応じて形状や大きさが変わる多目的スペース。スペースの使い方の自在性を向上。
2. インテリジェントなパーソナルスペースバブル:
個人のプライバシーと快適さを確保するために、周囲の人との距離を自動調整するバブル。人間関係や、働き方・集中度をコントロール。
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3. 環境適応型公共設備:
利用者の身体的特性やニーズに応じて、自動で大きさや配置を調整する公共設備。設備の可変性を高め、人間(多様な利用者)と設備の柔軟な対話と場の形成。
これらのアイデアは、個々の人々のニーズに深く寄り添い、利用者に最適な体験を提供することを目的としています。実現性は現時点では不明ですが、技術の進歩に伴い、これらのようなイノベーションが生まれる可能性は高まると考えられます。
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Think Universality.Think Difference.
m.m
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