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(1分読み)ユニバーサルデザイン(UD)の教科書61 ルッキズム

ルッキズム

ルッキズムとは、人々の外見や容姿に基づく先入観や偏見を指す言葉です。
それは「外見至上主義」とも言われ、社会に根深く存在する考え方です。
美しさや外見の社会的な基準や期待に従わない人々に対する差別と不利益をもたらすことが問題とされています。

現象をいくつか挙げてみます。

1. メディアと広告の影響:
•映画やドラマのキャスティングの偏り
•美容雑誌や広告での「理想的な」容姿の強調
•エアブラシやPhotoshopによる写真修正
•容姿に関する健康や知性のステレオタイプ

2. 社会的な期待と圧力:
•容姿に基づくジョブの選考
•「美しい」と認識される特徴を持つキャラクターの好意的描写
•容姿に基づく結婚相手の選択

3.美容産業と商品:
•美容関連のテレビ番組での「理想的な」容姿の評価
•ダイエット産業のプロモーション
•高価な美容手術や製品への期待

4.テクノロジーとソーシャルメディア:
•ソーシャルメディアのフィルターやアプリでの顔の修正
•「完璧」な写真の投稿の期待
•容姿に関するコメディやジョークの中での揶揄

5.ステレオタイプと偏見:
•皮膚の状態や色に基づく社会的価値の偏見
•男性の筋肉量や女性のスリムさに関する期待

6.文化とトレンド:
•老化に対する社会的な否定的イメージ
•美容のトレンドに関連する有名人やセレブの影響

これらの例は、多くの文化や国で見られるルッキズムの現れです。

外見の良し悪しだけで、人を判断することは、多様性の尊重を阻害することになります。

多様性を大切にし、様々な価値観を受け入れることは、新しいアイデアやイノベーション創出の源泉にもなり、それが社会の発展につながることを期待したいと思います。

Think Universality.
Think Difference.

m.m

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