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(1分読み)ユニバーサルデザイン(UD)の教科書33 認知症

認知症

1. 発見の経緯
- 認知症は、19世紀初頭にドイツの医師アロイス・アルツハイマーによって初めて詳細に記述されました。彼の名を冠した「アルツハイマー型認知症」は、認知症の一つのタイプとして知られています。

2. 日本における患者数
・2012年462万人 (約7人に1人)
・2025年約700万人 (約5人に1人)
高齢者の約4人に1人が、認知症の人又はその予備群。 高齢化が進み、 認知症の人はさらに増加するでしょう。

3. 治療方法
- 薬物療法: アセチルコリンエステラーゼ阻害薬などの投与
- トレーニング: 脳の機能を活性化させるための認知療法
- 日常生活のサポート: 介護サポートや生活リズムの維持

4. 患者との向き合い方のポイント
- 話を聞く姿勢を大切にする
- 簡単で分かりやすい言葉を使用する
- 環境を整え、見通しをよくする
- 安全な生活環境を確保する
- 日常の小さな楽しみや達成感を共有する

5. テクノロジーの活用
※一例です。すべての人に当てはまるものではありません
- VR技術: 過去の思い出や場所を再現し、認知機能の刺激や心地よい経験を提供。
- 音楽療法: スマートスピーカーやタブレットを使って、患者の思い出の音楽を流すことで脳を活性化。
- ウェアラブルデバイス: 患者の行動や生体リズムをモニタリングし、適切なケアや生活習慣の提案。
- AIチャットボット: 認知機能の維持やトレーニングをサポートするための会話を提供。

まずは、認知症の人を、単に支えられる側と考えるのではなく、認知症の人が「認知症とともによりよく生きていく」ことができるような環境整備が必要です。

そのためには、認知症の知識と正しい理解が大切です。そこで役にたつのが、「認知症サポーター養成講座」。

認知症サポーター数
14,645,915人[令和5年6月30日]
(認知症サポーターキャラバンHPより)

認知症サポーター養成講座を受講したいときは、全国の自治体の事務局で相談できます。https://www.caravanmate.com/office/

私も認知症サポーターです。
認知症の方との向き合い方が学べて
とても良かったです。

ぜひおすすめします。

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