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(1分読み)ユニバーサルデザイン(UD)の教科書68 ニューロダイバーシティ

ニューロダイバーシティ

ニューロダイバーシティ(神経多様性)とは、ニューロ(脳・神経)とダイバーシティ(多様性)という2つの言葉の組み合わせでできた言葉で、オーストラリアの社会学者ジュディ・シンガーによって1990年代に提唱されました。

ニューロダイバシティは、私たちが異なる脳の機能や発達の特性を理解し、受け入れることを奨励する概念です。

これは、自閉症、ADHD、学習障害などの異なる神経的特性を持つ個人を包括的に捉えるものです。

ニューロダイバースは、私たちが持つ多様な思考や認知スタイルを尊重し、それを活かすことで集団全体が豊かになることを目指します。

ニューロダイバシティの理念は、個々の強みと能力を最大限に活かすことに基づいています。

例えば、自閉症スペクトラムの人々は、独特の視点や創造的なアプローチを持ち、それが特定の分野で優れた才能を発揮するきっかけとなることがあります。

また、ADHDの特性を持つ人々は、創造的な問題解決能力や柔軟な思考を持つことが多く、これがビジネスや芸術の分野での成功につながる場合もあります。

ニューロダイバシティは、個人の多様性を尊重し、それを活かすことで社会全体がより豊かになる可能性を示唆しています。

ユニバーサルデザインの視点から、私たちは異なるニューロダイバースを持つ人々のニーズを考慮に入れ、包括的な環境や製品を提供することで、彼らの能力を最大限に引き出す手助けをすることが求められます。

Think Universality.

Think Difference.


m.m

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