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(1分読み)ユニバーサルデザイン(UD)の教科書34 だれでもトイレ

だれでもトイレ

複数の機能があるトイレは「多機能便房」という名称。これだとわかりづらいので
・多機能トイレ
・多目的トイレ
・だれでもトイレ
・みんなのトイレ
など平易な名称が使われ始めた。

こうしたトイレ名称が普及していくにつれ、通常のトイレを使える人が長時間使い、本来必要な人が使えなくなるケースが増えてきた。
・休憩したり
・化粧をしたり
・着替えたり
といった用途で使われてしまう。
(まさに、多目的だ・・・)

また
・一般トイレが混んでいたから
・近くに一般トイレがなかったから
(まさに、だれでも、みんなの・・・)
という声もあり。

本来使う必要のある人は
・車いす利用者
・オストメイト(人工肛門(こうもん)などを使う人)
・子連れの利用者

だれでも、みんなの、いろいろ、といった言葉は、人に優しい印象を受けるが、それを名称に活用することで、本来の目的を果たせなくなると、本末転倒ですね。

だれでもトイレという名称に決めるまでに、
多様な利用者・当事者にリサーチしたり、、しなかったんだろうなぁ。。

世に出る前にリサーチし、
世に出る前に改善すべきはする。

そうすると
世の中はもっとハッピーになれる。

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