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【カナダ旅行記🇨🇦】バンフ編#2 絶景に息を呑む

Hello World! 世界遺産マイスターのマサムネです!

今回はカナダのバンフ旅行記、第二弾です。今回のカナダ旅行バンフ編のメインである、「モレーン・レイク」、「レイク・ルイーズ」に向かいます。

↓前回の記事はこちら↓

今回の旅程について

  • 7月4日:移動

  • 7月5日:エメラルド・レイク → タカカウ滝

  • 7月6日:モレーン・レイク→レイク・ルイーズ→コロンビア氷原

  • 7月7日:マウント・ノーキー→バンフ市街地→キャンモア→帰宅

1. どう切り取っても絵になる「モレーン・レイク」

バンフ旅行2日目(7月6日)。本日は「モレーン・レイク」というTHE・インスタ映えスポットに朝イチで向かうことに。

モレーン・レイクはレイク・ルイーズと並ぶバンフ国立公園内の有名な湖。2024年時点はモレーン・レイクまでの道に交通規制がかかっており、一般車両は通れないため、バスでしか行くことができない状態。

宿泊していたホテル(シャトー・レイク・ルイーズ)からは朝日を見るサンシャインツアーというツアーが開催されていたため参加。参加費は1人115カナダドル (12,185円)。

早朝4:45集合のツアーにもかかわらず、1台あたり10名程度乗ることができるツアーバスは2台分が満員となるほどの人気。

早朝からバスに乗り込む。絶景観光の朝は早い…

4:30、起床。この日は4時に起きて準備し、バスに乗り込む必要があったが、前日のバンフまでの移動やレンタカー屋での一悶着などからの疲労もあってか、無事に寝坊。ホテルの構造的に部屋からツアーの集合場所のフロントまでかなり距離があるため、寝坊した自分は部屋でトイレをすることを忘れ、急いで部屋を出る。

眠気覚ましも兼ねて、コーヒーを一気に飲んだことを後悔しつつ、バス乗り場付近のトイレを探す。しかし、高級ホテルということもあり、早朝のパブリックスペースにあるトイレはどこも施錠してあり、使用できない状態。我慢しモレーン・レイクへと向かう…。

5:15、30分ほどバスで山を登っていくとモレーン・レイク付近のバス停に到着。バス停を降りると早速トイレがあったため、我先にという勢いで掛けていく。用を足した後、ツアーの集団とはぐれてしまったが、なんとなくの道があったのでそれに従って進んでいく。

モレーン・レイク付近のバス停
画像左側にある小屋がトイレ
モレーン・レイクのロッジ
出迎えてくれたのは熊、どうやらこのあたりは熊がよく出るらしい

この場所は標高が約1,900メートルとやや高いこともあり、気温は7月の夏場にも限らず10℃を切るほどの寒さ。トレイル用に持参した速乾性のある風通し抜群のウェアー上下で挑むにはやや心許ない様子であった。

入り口を少し進むと、恐らく登るために作られてはいないであろう岩肌があった。これを15分ほど登ると、モレーン・レイクのほとりへ到着。この場所は、レイクを見下ろせるような場所となっていた。

岩肌を登って湖を見下ろすことのできる絶景スポットを目指す

登りきった先には早朝にもかかわらず人は多く、中には味噌汁を持参して飲んでいる人も居た。世が世なら味噌汁を巡って戦争が起きるのではないというほど、登った先はさらに寒かった。

各々がしっかり暖をとっている。油断せずに暖かい格好をしていくのがベター
三脚を立てている人も多数おり、みなが今か今かとと日の出を待ちわびていた
日の出前のモレーン・レイク
太陽はモレーン・レイクの反対側から昇る

モレーン・レイクでは、時間帯や季節によってはカヌーやハイキングなども行っており、旧20カナダドル紙幣にも描かれるほど綺麗な風景。

モレーン・レイクの反対側
こちらにもたくさんの人が日の出を待ち侘びている

6:00、日が出始める。前日の若干雨が降ったような様子もあってか、日の出だけでなく雲海もセット。水の反射、日の出、雲海という朝から絶景フルコースで大満足。しばらく黄昏た後に、丘を降りバス停に戻る。

山頂部分に陽の当たるモレーン・レイク
山の頂上が10個連続で連なっていることから「テン・ピークス(Ten Peaks)」とよばれる。

7:00、にホテルに戻る。朝4時から何も食べていないことを思い出しホテルにある売店に並ぼうとするとすでに長蛇の列。

というのも宿泊していたホテルはレイク・ルイーズに最も近いため観光客も多く、加えて山奥のためレストランなどの飲食スペースは、このホテルの中にあるこの売店ぐらいしかない。列に並び簡易的な朝食を食べる。

売店で購入したパインジュース

2. カヌーで優雅に「レイク・ルイーズ」

7:30、お腹も少し満たしたところで次に向かうは、レイク・ルイーズのカヌー体験。予約はできず、当日の先着順のみ。

ホテル宿泊者として朝イチに行けば並ばずにそのまま乗れるのではという思惑の元、集合場所に向かってみるとすでに数十組並んでおり既に列ができていた。

カヌーの数は多く、開場時間とともに多くの人が湖に放出される

待機場所は、湖のほとりで日陰のため、風通し抜群の軽装がここでも牙を剥いてくる。しばらく寒さを我慢かと思った矢先、ふとファストレーン的なものを発見。

これはもしや、と看板を覗いてみると、どうやらホテルの宿泊者はこのレーンを使用できるらしい。(事前調査不足…。)

8:30、長蛇の列を横目に、これから乗るカヌーよりも速いであろう速度で列を進み、結局数分程度の待ち時間でカヌーに乗車。カヌーには30分コースと1時間コースがあり、1時間コースを選択。

料金はこちらの公式サイトを参考
料金は30分で$95、1時間で$105

ライフジャケットとオールを渡され簡単なレクチャーを受けた後、いざ乗船。ボートに乗る際はやや揺れるので注意。のんびりと約2km先の対岸を目指し、スタート。

ちなみに1時間といいつつも、厳密に誰かに計測されているわけではなく自分で時間を管理する方式。我々はスマホのタイマーで測った。

2本のオールを駆使し対岸を目指す
子連れの家族の方は4人乗りしている方もちらほら

レイク・ルイーズは先ほどのモレーン・レイクの湖の色と異なり、緑がかったターコイズブルー。

この独特な水の色についてはロックフラワー(氷河が山々を削る際にできた非常に細かい岩粉)によるもの。これらの粒子が湖の水に混ざり、太陽光の中でも青と緑の波長を強く散乱させるているらしい。

レイク・ルイーズの深さ最大約70mほどで、もし水が澄んでいたらと思うとかなりの高さである。この高さで転覆したら大変だ、と考えながら着々と進むカヌー。

周りには器用にカヌーを操り自由自在に方向転換しながら上手く写真を撮っている人がたくさんいる。

30分ほどで対岸に届くか届かないかの距離まで進み、
Uターンし元の停留所まで戻る。

対岸からの景色。
遠くにシャトー・レイク・ルイーズが見える

3. 横から見るか上から見るか「リトルビーハイブトレイル」

10:00、カヌー乗り場へ戻った頃には日も昇り切っていた。観光バスもたくさん入りレイク・ルイーズ付近には観光客もごった返し状態。もはやパーティ会場のような騒ぎ。

そんな観光客たちの間を縫うように進み、次はレイク・ルイーズを上から眺めることができるトレイルの入り口へ向かう。

カヌーで少し疲れ気味であったので、山頂までの飲む用の水と、クリフというチョコレートを片手にいざ頂へ。入り口はレイク・ルイーズに沿ってホテル側に進んだすぐ先にある。

道中の景色はこれでもかというほどの針葉樹林に囲まれる

11:00、トレイルスタート。このトレイルでは乗馬をして山頂を目指すプランもあり、そのせいか足場については後半に進むにつれ馬の落とし物が多く、気持ち的にやや歩きにくいような印象。馬と人間が同じルートを歩くので仕方がない部分もあるが、なんとも言えない道ではあった。

トレイル途中にあるミラーレイク
この日は、陽が完全に上がりきってしまっているためかミラー感はやや薄め

11:30、2.5kmほど進んだ先にはミラーレイクがあった。文字通り山並みが水面に反射するレイクである。多くの人が記念撮影をしていた。

ここから道がレイクアグネスへ寄る道か、寄らない道かという分岐をしており、多く人が進んでいたレイクアグネスへ寄る道へと向かう。

子ども連れの家族が馬に乗って山頂を目指している
道は狭く、馬が来た場合は道の脇に逸れる必要がある

12:00、レイク・アグネスのある休憩所に到着。ここで先ほど購入したクリフを食べる。これしか持ってこなかったことに若干の後悔があったが、ないよりはマシであった。

クリフというお菓子を食べる
味は日本のクランキーチョコレートに近い

レイク・アグネスにて分岐がある。所要時間はレイク・アグネスからの往復時間。

  • 上級者コース: ビッグビーハイブ(Big Beehive)、往復2時間

  • 中級者コース: リトルビーハイブ(Little Beehive)、往復1時間

多くの人がビックビーハイブへ向かっていたが、今回はこの後の予定が決まっていたためリトルビーハイブを選択。

隠れた名所 レイクアグネス(標高約2,135m)
近くにはレイクアグネスティーハウスという休憩場があったが行列が長かったため断念

ここからは道が急で柵などがないため気をつける必要があった。また、これまでの道と違い木が少なく日陰がなかったため暑かった。、

12:30、レイク・ルイーズを一望できるポイントに到着。3組ほどの人数で観光客はそこまで多くはない様子。

ここは泊まっていたホテルも一緒に見ることができた。何よりも周りがとにかく山、山、山であり、自然の前に人間は小さな存在であることも感じた。

天気も快晴でレイク・ルイーズのターコイズブルーがとても映えている

13:00、山頂で少し休んでから下山開始。下山途中には、幼児を背負いながらせっせと下山している夫婦や、ペットを連れてトレイルしている人もおり、トレイルの楽しみ方は人それぞれである。

ハイイロホシガラス?
トレイルの道中には生き物がたくさん生息している

14:00、無事に下山。次の目的地はコロンビア氷原で、レイクルイーズから車で1時間30分ほど。カヌー後の軽食しか食べておらず、次の目的地はコロンビア氷原と少し離れていたため途中でご飯を食べる。

15:00、車で1時間ほどの場所にあるLake Louise Village Grill & Barにて。疲れた身体にエネルギーを入れて回復。

カナダに来てもなお炒飯を食べる
アジアの心を忘れない…

4. 世界数台の雪上車に乗って「コロンビア氷原」

15:30、ご飯も食べ、目的地のコロンビア氷原へ向かう。

事前に予約が必要で、当日に予約が取れるか不安だったが、なんとか17時台のツアーが空いており申し込む。参加費はコロンビア氷原とスカイウォークがセットで1人109ドル。

ツアーを主催するColumbia Icefieldの公式サイトより

17:00、無事に到着するも時間は17時ちょうど。急いでカウンターに向かうと、「バスが空いていたら次のバス(17:15)に乗せてあげるよ」とのことだったので、遅刻者エリアで待つことに。

3分ほど待っていると別の遅刻者の方が後からやってきて一緒のエリアで待たされることになった。

バスの待合場所より撮影
向かいに見えるのが雪原地帯(写真だと雲との境目がやや難しい)

待つこと数分、従業員の方が「Next (次の方)」と言ったので進もうとすると、後からやってきた家族連れの方々が、我先にと言わんばかりに並んでいた自分を押しのけ前に進んで行った。

こちらも進もうとすると「17:15のバスは今の家族たちで満席になったので乗れない」とのこと…なんという失態。「次の回(17:30)に乗ってもらいますが、次が最終なので乗れない場合は行けません」、恐怖の15分の始まりである。

15分後、最終のバスが到着。乗れるか...!

…祈りは届き、なんと定員オーバーはしているが、とある家族の方が小さい子ども膝の上に乗せていただくことでギリギリ席を確保し乗車することができた。

17:30、いざバスに乗って雪上車の駐車してある場所へと向かう。2km程度の移動のためのバスであったが運転手の方は、まず自己紹介をし、楽しんでいるかー!、といった感じで陽気で盛り上げ上手である。

タイヤの大きさは約150cmとかなり大きい

世界でも数台しかない雪上車への乗り場へと到着。ツアーに参加している年齢層は、小さなお子さんから年配の方まで幅広く参加している様子であった。

雪上車(Ice Explorer)とは、その名の通り雪の上を走ることのできる車で、氷河などを割らないような設計になっている。タイヤが大きく、オフロードや急な坂も上り下りできるそう。

タイヤの前で写真を撮るのがスポットになっている

車内では、氷原の成り立ちから、環境問題まで運転手が幅広く説明しており、日本のツアーように”運転手+バスガイド”、ではなく”運転手=バスガイド”というスタイル。

説明されている内容もかなり専門的な話で、子どもたちは終始聞いているような聞いていないような、修学旅行的な感じで盛り上がっていた。

バスは満席で、とても急な坂を下っていく

18:00、時速5kmほどでゆっくり進み氷河に到着。いざ氷河の上へ。7月にもかかわらず、山と氷の境界がはっきりしており不思議な空間。

アサバスカ氷河
カナダの国旗が立っている

観光客は30分ほど自由に行動することができ、皆思い思いに写真などを撮影していた。しかし、寒さもあってか何名かはある程度撮影した後にすぐ雪上車の中で待機していた。

このポールより先へは進むことはできない

18:30、再び雪上車に乗りコロンビア氷原を後にし、スカイウォークへ向かう。バスで10分ほど進むと到着。1kmほど散策道があり、道中にはスカイウォークについて解説などが書かれていた。

とにかく針葉樹林
画像左側に少し写っているのがスカイウォーク

19:00、散策路を抜けるとスカイウォークが出現。この日は最終便ということもあってか、人は数人しかいない。スカイウォークついてはコロンビア氷原の自然的なものとは異なり、人工的なガラス張りの橋。

地面からの高さは約280メートルで長さは35メートルほど。コロンビア氷原見てからなのか、正直そこまで大きな感動はなかったのではあるが、疲れていたせいもあるのかもしれない。

床が透明になっているスカイウォーク
東京タワーの展望台よりもやや高い

20:00、スカイウォーク付近をしばらく散策した後、休憩する。このツアーはCLOUMBIA ICEFIELDが主催しており、集合場所となっている場所はレストランや記念品などが売ってあった。

5. 狐が憑依した「ペイトー・レイク」

この日は、バンフの中心街まで1時間かけて帰る計画だったため道中にあるペイトー・レイクへ向かう。コロンビア氷原からは車で30分程度。

21:00、ペイトー・レイク駐車場に到着。駐車場から1.3kmほど歩く。ここはなだらかなトレイルコースとなっていて、約20分ほどで展望台へ到着する。

トレイルの道中
舗装されたなだらかな道を進む

ここは狐の形に見える湖で、とても可愛らしい形。そしてとても青い、というより蒼い、という感じである。ここも日没も近かったためか人はそこまでおらず3人ほど。

陽が陰っているためかとても深い青色

22;30、ペイトー・レイクからさらに1時間運転した先のバンフ市内、本日の宿Hotel Banff Aspen Lodgeに到着。

ホテルはとても綺麗で、中庭にはプールやサウナのようなものも配置されていた。

ホテルのフロント
家具などとても可愛らしい様子

この日は遅く到着したためレストランなどは空いておらず、ホテルの自販機で販売されていたポテチとジュースで夕飯。

翌日も運転予定のためワインではなくジュース

最終日は、バンフ市街地周辺を中心に回る。それではまた、次回!

↓次回はこちら↓


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